クリスマスツリー [トピックニュース]
12月の第一日曜日から、クリスマスのカウントダウンが始まりました。
キリスト教の国では、下記のようなアドヴェントカードの小窓を毎日一つずつ開けて、クリスマスが来るのを楽しみに待つ子供たちもいます。
そして、もみの木も売り出され、一般の家庭でもツリーの準備が始まりました。
フランスでは毎年500万本のもみの木が販売されます。
しかし、お祝いが終わってしまえば、このうちの90%がゴミとして処分されてしまうそうです。
もったいない……。それにもみの木となれば粗大ゴミ。処分は大変そうです。
そこで現状をなんとかしようと持続可能なクリスマスツリーが考え出されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスの公共TV局のネットサイトfrancetvinfoで2012年12月5日に放送)
あるお宅にもみの木が配達されてきました。ノルマンディーで育ったもみの木です。
「暖房機の近くには置かないように気をつけて下さい。そして、だいたい一日おきに1回か2回の水やりを忘れないようにして下さい」と配達人。
このもみの木、この時期だけのレンタルです。
サイズは4種類、レンタル料は54〜94ユーロ。
クリスマスが終われば、苗木屋に返却されます。
返却されたもみの木は苗木屋さんが世話をして、翌年のクリスマスにまたレンタルされることになります。
「とてもいい方法だと思いますね。切り刻まれて処分されることなくずっと生き続けて、また来年も貸し出されるんですから」とお父さん。
他にもネット上のバーチャルなクリスマスツリーなどというのもありますが、注目は資源ゴミを使ったツリー。
ペットボトルや段ボールで作られています。
2009年にパリの街角のお目見えしたこのツリー、今ではツリーキットとして販売されているそうです。
さらに、自治体の中にはもみの木のリサイクルを推進しているところもあります。
細かく砕いて公園に撒いたり、堆肥作りに利用されたりするそうです。
気になるのは、あのストラスブールの巨大なもみの木。クリスマスが終わったらどうなるんでしょう?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、デパートからクリーニング代の請求がきた。先月、ウチの息子がサンタクロースのひざの上に座ってお漏らししたっけ」
VDM (Vie de merde)より
こちらではおもちゃのような作りもののモミの木を使うことのほうが多いような気がしますが、あちらはさすがに生の木を使うんですね。でも終わってすぐゴミは困りますよね。レンタルはいいアイデアだと思います。でも返してもらった植木屋さん育ちすぎないように管理するのが大変そう・・・。ペットボトルのツリーはいいかもしれないですね。見ていたら自分でも真似できそうに思いました。
by yuzuhane (2012-12-07 16:24)
yuzuhaneさん
日本の家庭で本物のもみの木を使うところはあまりないですね。
返却されたもみの木はどうやってあの大きさを維持するのかなと私も疑問です。盆栽の技術とか、挿し木するとか.....。ペットボトルのツリーは誰にでも出来そうです。地震で倒れて来ても大丈夫。そして、クリスマスが終われば資源ゴミで出してしまえばいいですね。
by carotte (2012-12-08 09:32)
オフィスの植栽もほとんどがレンタルですから、クリスマスツリーのレンタルというのはいいアイデアですね。ストラトブールのもみの木、本当にどうなるんでしょうね?
by opas10 (2012-12-09 12:54)
opas10さん
ストラスブールのもみの木の処分は相当たいへんですよ。枝葉は砕いて再利用でしょうけど、あの太い幹はどうなるの?と考えてしまいます。海辺の小屋みたいなのがいくつかできてしまいそうな量の材木になりそうな.....。
by carotte (2012-12-10 10:37)