大晦日のごちそう その1 [フランスのグルメ]
クリスマスのごちそうが終わると、次は大晦日のごちそうです。
日本では大晦日に年越し蕎麦を食べてお正月にごちそうですが、海の向こうのフランスでは、ごちそうをいただきながら新年のカウントダウンを待ちます。
そこで、3回シリーズで大晦日のごちそうを紹介します。
ごちそうは、前菜、メイン、デザートという構成のディナー。
第一回目の今日は、フォワグラを使った前菜。
サントル地方のレストランのシェフが作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2012年12月26日に放送)
材料は、ビート(野菜)、生のフォワグラ、にんにく、パセリのピュレ、タプナードソース、バルサミコ酢。
まずはビートをよく洗いアルミホイルで包んだら、180℃のオーブンで4時間かけて焼きます。
焼き上がったビートは皮をむき、円柱形に型抜きします。
お皿に水玉模様に絞っているのは、バルサミコ酢とパセリのピュレ。ちょっとアートな前菜になりそうです。
さきほど型抜きしたビートの真ん中をくりぬきお皿の真ん中に盛りつけ、真ん中の穴にはタプナードソースを入れます。(タプナードソースについては過去記事を→こちら)。
次はいよいよ生のフォワグラ。
適度な厚さにスライスし、塩をふります。
これを熱くしたフライパンで両面に焼き色が付くくらいにさっと焼きます。
焼き上がったフォアグラにこしょうをふったら90℃のオーブンに10分間入れます。
これをさきほどのビートの上に盛りつけたらできあがり。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日は親戚一族が集まってお食事会。姪っ子が食事の間中わたしを見つめていたのだが、最後に私のことを『すごく素敵』と言った。思えば、姪っ子は、隣の農場にいる牛を眺めては同じようなことを言ってたっけ」
VDM (Vie de merde)より
ビートは、大根のようにも蕪のようにも見えますが、こってり系のフォアグラを受け止めるのですから、やはり大根や蕪のような感じなのお味なのでしょうね。
by opas10 (2012-12-30 15:19)
opas10さん
大根風ですね。ただ甘みが強いような気がします。フォワグラってよく甘みのあるものと合わせますよね。これは作り方が簡単なので材料が手に入ったらいつか作ってみたいと思ってます。
by carotte (2012-12-31 10:48)