フランスの郷土のお菓子 その1 [フランスのお菓子]
今日からシリーズでフランスの各地にあるお菓子を紹介します。
第一回目の今日は、ガール県の町エグ=モルト(Aigues-Mortes)で食べられているフーガス。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年1月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
下校途中、子供たちがパン屋さんに寄って買って帰るおやつがフーガスです。
フーガスと言えば、オリーブ、ベーコン、アンチョビ、チーズなどが中に入った塩味のパン。
最近、日本のパン屋さんでもみかけるようになりました。
しかし、ここのフーガスは甘いフーガスです。
「おいしいです。砂糖が入っているけど、あまり甘過ぎないからおいしいです」と男の子。
「とても美味しいですよ。香りが良くて、甘過ぎず、さっぱりしていて、洗練された味です」とお母さん。
フーガスの材料は、小麦粉、玉子、イースト菌、塩、砂糖、レモンの皮(オレンジ・フレイバー水に漬け込んだもの)、バター、オレンジ・フレーバー水。
「生地はあまり固すぎてはいけません。最後にバターを入れたら良く混ぜ合わせます」とパン屋さん。
生地を伸ばしたら、さらに2つ目の生地を刷毛でのせて行きます。
その上から、グラニュー糖をふり、オーブンで焼き上げます。
仕上げは、焼きたてのフーガスの上からオレンジ・フレイバー水をふりかけます。
お店で切って売っているのを見ると、かなり厚めでもっちりした感じですが、軽くて美味しいお菓子だそうです。
あまり甘くないと皆さんおっしゃってますが、あれだけ砂糖をふりかけるとそれなりの甘さになっているような・・・・・。
お祝いの日に家族で食べたり、友人にお土産でプレゼントしたりするそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、病院の待合室で小さな男の子がやってきて「お菓子ちょうだい」と言って来た。お菓子は持っていないと答えると、男の子が言った。『でも、僕のママが言ったんだ。お尻の大きなおばさんは、たいていバッグの中にお菓子を持ってるもんだって』」
VDM (Vie de merde)より
フランス人のつぶやき、が、面白いです。
by motosoft (2013-01-30 06:03)
お菓子を食べていた子供がすごくかわいかったですね。エグ=モルやそのそばにあるカマルグには行ってってみたいと思っているんですが、こんなお菓子があるんですね。オレンジ風味なんですね。・・・風邪よくなってこられたとのこと安心しました。まだまだ寒いし乾燥してますから引き続きお大事になさってくださいね。
by yuzuhane (2013-01-30 17:02)
motosoftさん
楽しんでいただけて良かったです。^^¥
by carotte (2013-01-30 18:38)
yuzuhaneさん
口の回りにお菓子のくずをたくさんつけて美味しそうに頬張ってましたね。フーガスの甘いものバージョンがあるなんて初めて聞きました。Wikipediaによると香水の村グラースにもこれと同じようなのがあるらしいですよ。
ありがとうございます。風邪、気をつけます。最近、湿度計を見ると40%以下になっていることが多く、慌てて加湿器を付けたりしてます。すごい乾燥ですよね。
by carotte (2013-01-30 18:44)
生地に振りかけたグラニュー糖の量にも驚きましたが、お店でお客さんが買ってゆく量にも驚きました。座布団くらいのサイズじゃないでしょうか!
by opas10 (2013-02-02 14:36)
opas10さん
確かに座布団大でしたねえ〜。パーティーでもあるのかと想像してしまいます。あっさりしてると言ってましたから、どんどん食べちゃうのかもしれません。
by carotte (2013-02-03 10:54)