ベアルン地方のんびり旅 その1 [アキテーヌ地方]
今日から、フランス南西部、スペインと国境を接するベアルン地方(下記地図の点線で囲まれた地域)を5回に分けて紹介します。
第一回目の今日は、小さな村レスカン(Lescun)を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年1月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
教会の鐘が鳴り響くまだうす暗い朝8時。
ジャン=ルイさんのお宅では子供たちが学校にでかける時間です。
雪をかき分けながらスクールバスのバス停に向かいます。
その間にだいぶ明るくなってきました。村には霧がかかっているようです。
子供たちを見送った後、大工のジャン=ルイさんは作業場でお仕事。
このところの雪で現場の仕事はできません。
形を整えていたのはローズと呼ばれる天然の石。屋根をふくのによく使われます。
一方、酪農家のドミニクさん。
冬の間小屋ですごす羊たちの世話で一日が始まります。
羊たちがものすごい勢いで干し草を食べていました。
この羊たちの乳を使って作るのがチーズです。
蔵の中で熟成されるチーズの手入れも欠かせません。
レスカンはアスプ渓谷にある人口190人ほどの小さな村。
その天候はめまぐるしく変化するそうです。
そして、美しい渓谷は一日の間に様々な風景を見せてくれます。
午後になって日差しが強くなってきました。村人たちも雪かきの合間にこの美しい風景を楽しみます。
「風景は毎日変わりますよ。見飽きないですねえ」
雪かきが終わったら暖炉の前で一休み。
雪深い村ですが、ここから出て行く人はいないそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ほんとに人里離れた村に引っ越してきたことを自覚した。なにしろ雪が降るとテレビが映らなくなる」
VDM (Vie de merde)より
ステキな村ですね^^
石をきれいに整えられてる作業が印象的でした。
自然と上手く共存されてるんですね。
by とみっち (2013-02-07 18:12)
子どもは人間も羊も可愛いですね。
おっとっと><;..と思う瞬間が何度かありました^^
by orange (2013-02-08 22:27)
とみっちさん
皆さんしっかりこの土地に足をおろして暮らしていらっしゃるようです。なんとなく安心感がありますね。そして、石の作業が面白かったですね。
by carotte (2013-02-09 00:42)
orangeさん
子供たち、よろよろしながらも元気にバス停まで歩いて可愛かったですね。でもスクールバスの前に飛び出すのは危ないですねえ〜。
by carotte (2013-02-09 00:44)
石のカタチを整える作業は、簡単そうに見えて結構熟練の技なんでしょうね。羊小屋でネコがバランスを崩して飛び降りたところは笑ってしまいました。
by opas10 (2013-02-10 12:42)
opas10さん
ギザギザになってた石の回りがみごとな直線になってましたよね。やはり長い経験のなせるわざのようです。羊が出て来たりネコが出て来たり田舎はうらやましいくらいのんびりしてますねえ。
by carotte (2013-02-11 10:29)