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ヨンヌ県を巡る旅 その2 [ブルゴーニュ地方]

 シリーズの二回目は、「フランスで最も美しい村」の一つ、ノワイエ(Noyers)村を訪ねます。


Paris_Yonne.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年6月16日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 

 中世の面影を残すノワイエ村は、ヨンヌ県の県庁所在地オセールから東へ40キロほど行ったところにあります。


 人口は700人足らず。ヨンヌ川の支流であるスラン川沿いにできた村です。


 かつては織物で栄え、タピスリーを作る工房があちこちにありましたが、現在では別の工房へと様変わりしました。


 その一つが皮革工房です。


 ベルギー出身のご夫婦が経営している工房ですが、アメリカで20年暮らした後、この地に落ち着いたのだそうです。


 「この村を訪ねた人たちと同じで、一目見たときからここが大好きになりました。そして、皮革の仕事はこの村にとてもよく合うと思いました。村の人たちは暖かく迎え入れてましたし、今ではすっかり村の一員になっています」と奥さま。


 美しい風景、親切な村人たち、おいしい食べ物とワイン、三拍子揃ったのがこの村なのだとか。


 「二年半前にたまたまこの村で開かれていたトリュフ市に来たのがきっかけでした。今はとても満足しています。仕事も軌道にのってますし」とご主人。


 ノワイエ村は昔から職人さんやアーティストが集まる村だったようです。


 かつて職人組合のあった15世紀の建物には、樫の木で作られた彫刻が飾られています。


 彫刻は、様々な職業やその守護聖人を表しているそうです。


 フランソワさんのようなアーティスティックな焼き物を制作する人もいます。


 昔、フランソワさんがバカンスをすごしていたのがこの村だったそうです。


 アトリエには、生活に使うお皿などの食器から、照明器具、オブジェなど様々な作品が並んでいました。


 この村には、映像を見ただけでも古い建物が数多く残っているのがよく分かります。


 文化財の建築物は全部で78。ほとんどが15世紀頃に作られたものだそうです。


 見応えのある村ですね。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、自分の店用にきっちりサイズを合わせた家具を作ってもらうことになっていた。開店の前日、家具を取りに行くと家具職人が言った。『サービスで、大きめに作っといたよ。同じ値段なら大きい方が良いだろう』」


VDM (Vie de merde)より

 


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コメント 4

rabbit

タイムスリップしたような錯覚を覚える素敵な街並みですね・・・
by rabbit (2013-02-15 21:11) 

carotte

rabbitさん
ここは昔の建物がそのままで残っているらしいので、本当にタイムトリップした感じになりそうです。じっくり建物を見ながら村の中を散歩してみたいなあと思ってしまいました。
by carotte (2013-02-16 10:02) 

opas10

ハーフティンバーの家並みもそうですが、建物についている彫刻がまた素晴らしいですね!きっと数日滞在しても見飽きないと思います。そして番組の最後にリモコンのヘリが飛びまわっていましたが(笑)
by opas10 (2013-02-17 13:55) 

carotte

opas10さん
彫刻が面白そうですよね。建築に詳しいガイドさん付きで観光したらさらに楽しめますよ。映像に出て来たものだけでも、どうなってるんだろうと興味をかき立てられました。リモコンのヘリには気がつきませんでした。^^
by carotte (2013-02-18 22:13) 

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