農業見本市2013 [パリ]
フランスでは、今年もまた農業見本市(Salon d'agriculture)が始まりました。
今年でちょうど50年目。
ワイン、チーズ、ハムなどのあらゆる農産物をはじめ、牛、豚、羊などの動物たちも展示されるという大掛かりな見本市です。
毎年、大統領をはじめとする閣僚たちや、野党の議員さんたちも見学にやってくるほどの国民的イベント。
フランスはやはり農業大国なのですね。
それにしても農業見本市とはどんな感じなのでしょう?
ちょっと変わった視線で撮影された会場風景をご覧下さい。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。
最初は加工品のブースから。風船に乗った気分で見学です。
楽隊がワインのブースの間を縫うように行進していました。お祭りに楽隊は欠かせません。
ワインやチーズがおいしそう。見本市ですから試飲や試食もできます。
パソコンを並べてお仕事中の集団は報道陣でしょうか?
それにしてもカメラをどうやって操作しているのか気になります。
さて、今度は別の会場へと急ぎます。
そこは、牛の展示場。
遠くからではつまらないと、スーパーショットをねらって接近したところ・・・・牛にやられてしまいました。
牛に我慢しろと言っても始まりません。出るものは出ます。
カメラは舞台裏の映像も逃しません。
干し草の上ですっかり寝込んでしまった関係者。準備でお疲れだったのかもしれません。
活発に動き回るカメラですが、例のカラフルな殻のヤドカリの姿もとらえていました。子供たちが興味津々でのぞいてましたね。
農業見本市は、パリのPorte de Versaillesで、2月23日から3月3日まで開催されます。
グルメの方も動物好きの方も楽しめそうな見本市です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、例年通り、夫は結婚記念日を祝って、農業見本市のチケットを一枚私にくれました」
VDM (Vie de merde)より
いやはや、牛も、生き物ですからね・・・
by motosoft (2013-02-27 00:39)
かなり広いいくつもの分かれた会場を鳥の目線で見て回って楽しいですね。うしくんにはやられましたね。カメラは大丈夫だったかな…。
by yuzuhane (2013-02-27 09:51)
私が幼少の頃、牛を飼っていました。農耕用です。生まれ立ちから飼っていますから、学校から帰える数100m前には鳴いて迎えてくれていました。また、牛は換金の為ですから、売られていきます。その様子は私が悲しむので、私がいないうちに処理されていました。そんな事を思い出しました。
by t-toshi (2013-02-27 12:06)
motosoftさん
そうですよねえ、生き物ですからねえ〜。
10日近く展示されるみたいですけど、世話が大変そうです。
by carotte (2013-02-27 18:56)
yuzuhaneさん
ちょっと変わった映像でしたが、全体の雰囲気がよく分かりました。家畜の展示場はメンテナンスにも手がかかりそうですね。カメラは棒の先にでもつけていたのか・・・・・。
by carotte (2013-02-27 18:59)
t-toshiさん
同じ生き物ですから動物は飼っているうちに情が移りますねえ。鳴いて迎えに来てくれるなんてかわいい!処理されてしまったなんて知ったら相当ショックですね。牛一頭となるとそれなりのお値段で売られるのでしょうけど・・・・・。
by carotte (2013-02-27 19:03)
歩きながらアングルを変えて撮影する専用機材があるので、たぶんそれを使っていると思います。最近政府が、TPP交渉への参加を目指して農業を大事にする国にする、って叫んでいますが、訳のわからない補助金バラまくよりもこうしたイベントやった方がよほど国内にも、世界にも発信力がありますよね。
by opas10 (2013-03-03 13:07)
opas10さん
そのような専用機材があるのですね。左右上下移動がスムーズでよくあんな映像が撮れるものだと感心してました。
こういうイベントはいいですよね。物産展と家畜の展示が一緒に行われる、農業にスポットライトを当てる一大イベントです。一番力強い支援のスタイルかもしれません。
by carotte (2013-03-05 13:31)