モリーユ茸の栽培 [フランスのグルメ]
長い冬が終わってやっと春がやってきたフランス。
昨日はぐんぐん気温が上がって、バスク地方のリゾート地ビアリッツでは28度にまで達したそうです。
その映像に興味のある方は→こちら。
ここまで気温が上がると海岸に出たくなりますね。
さて、フランス料理によく登場するモリーユ茸。珍しく春が旬のキノコです。
野生のモリーユ茸は栽培が難しいとされていますが、それに成功したのが中国。専門に研究を行う大学教授がいたそうです。
そして、世界で一番モリーユ茸を食べているのがフランス人なら、世界で一番生産しているのが中国なのだそうです。
そこで、中国人の力をかりて、フランスでも栽培にチャレンジすることになりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2013年4月13日に放送)
大聖堂で知られる町シャルトルから25キロほどのところにある栽培所。
今年は努力の甲斐あって、170本のモリーユ茸が育ちました。
フランスでは初めてのことです。
これまで幾度となく栽培の試みがなされてきましたが、ことごとく失敗に終わっていました。
モリーユ茸は様々な条件が重なって偶然育つことがほとんど。栽培はそう簡単なことではなさそうです。
なんだか松茸を思い浮かべてしまいます。
子孫を残すことのできるモリーユ茸は全体の10%ほど。そこから雌株2個を使って栽培を始めたそうです。
フランスでは年間80トンを消費するとか。
ここでは来季に向けて、さらに4ヘクタールほど栽培所を拡張して増産することを決めているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕に双子が生まれた。一人は23時52分生まれ、もう一人は0時7分生まれ。なんとかして後から生まれた子供の時間を変えてもらおうと医者に頼んだが説得は失敗に終わった。で、結局、子供たちは生まれた日付の異なる双子になってしまった」
VDM (Vie de merde)より
最初に出てきたきのこなんかかわいかったです。中国で作ってフランスで消費…なんか不思議な感じですが、消費国なんだから栽培がうまくいくといいですね。
by yuzuhane (2013-04-15 22:56)
yuzuhaneさん
土の中から出て来たキノコが可愛かったですね。栽培にチャレンジしている人たちにのっては待望のキノコだったのかもしれません。栽培が難しいとは初めて知りました。考えてみると中国もフランスも食にこだわりのある国ですね。
by carotte (2013-04-17 09:27)