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五月のバラ [コート・ダジュール地方]

 映画祭が始まったカンヌから少し内陸に入ったところに、香水で知られるグラースという町があります。


 このグラースを中心にした一帯では、香水の原料になる「五月のバラ」と呼ばれる花が栽培され、ちょうど今、花摘みの時期を迎えています。


 「五月のバラ」って一体どんなバラなんでしょう?


 グラースから約6キロほど南にあるペゴマス(Pégomas)という町のバラ園を訪ねます。

Paris_Pegomas.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年5月16日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 5月のそよ風に揺れるピンクのバラ。これが「五月のバラ」です。


 何の変哲もない普通のピンクのバラに見えますが、重要なのはその香り。


 透き通るような甘い香りがするそうです。


 馴れた手つきで花を摘み取る皆さま方、帽子をかぶって紫外線対策は怠りないようです。


 「この花はちょっと触るだけでばらばらになってしまうんですよ」


 香水の原料を作るのに一番大切なのがその花びら。ばらばらにならないように摘み取らなくてはなりません。


 「ここで栽培されているのは、学名をローザ・センチフォリアというバラです。高品質で安定した香りを提供してくれるバラです。この地域の土と気候が生み出す独特の香りです」とバラ園のオーナー。


 「五月のバラ」が美しい花を咲かせるのは二十日間ほど。その間に集中して花摘みが行われます。


 収穫された花は工房に集められ、いくつかの行程を経て、香りのエッセンスが抽出されます。


 残念ながら映像だけで香りまでは分かりません。いったいどんな香りがするのでしょうね?


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、私が一人で出かけるのを知って彼はご機嫌ななめ。そして、自分の香水を私に吹き付けた。犬のマーキングじゃあるまいし」

 

VDM (Vie de merde)より



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