ブルターニュの港巡り その5 [ブルターニュ地方]
ブルターニュの小さな港シリーズの最後は、半島を南に下って、海と陸と川が複雑に入り組んだ地帯にあるオーレー(Auray)を訪ねます。(下記地図の紫印)
オーレーの港へは船で向かいます。
岸辺の緑や建物を眺めながら30分もすると港に到着。
「今は行楽のための港になっていますが、昔は漁業や交易の港だったんです。船が木材や石炭を運んでいましたが、鉄道が通ってからはなくなってしまいました」と船長さん。
ここは海から奥まったところにあるせいか、これまでの港とはちょっと雰囲気が違っています。
この日の港には市が立っていました。
毎週月曜日、400店ほどが集まるそうで、ブルターニュでも最大の市だそうです。
「野菜や果物を始めとして様々なものが売られています。その分、人もたくさんやってきます」と男性。
男性の後ろには春の味覚のアーティチョークが売られていました。
港に向かう坂道はシャトー通り。アートギャラリーの並ぶ人気の通りです。
白髭のおじさんは、数年前にここに住むようになった元漁師の方。この港に思い入れがあるようです。
それにしても並じゃないヒゲの蓄え方です。食事のときは相当大変そうな・・・。
それはともかくとして、オーレーの町にはみごとな木骨構造の家の立ち並ぶ通りもあります。
港はサン=グスタン港(port Saint-Goustan)と呼ばれています。サン=グスタンは漁師や船乗りの守護聖人。
ここは内陸部を流れて来たオーレー川がちょうど海に注ぐ地域。
とは言っても、アーチ型の美しい橋の下を流れていたのは海の水。ちょうど満ち潮が上って来ているところでした。
岸辺の散歩は気持ちよさそうです。観光客で一番賑わうのもこの港。
中世の面影を残す趣のある港でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、土砂降りの中を1時間ほど犬を散歩させた。ウチの犬、家に帰るなりほっとしたようにソファに寝そべった」
VDM (Vie de merde)より
牛が蹴っ飛ばして戸棚を開けたとこで、すでに笑ってしまいました(・∀・)
by とし@黒猫 (2013-06-08 08:23)
確かに港町というよりも、大きな川沿いの街という風情ですね。町が平和なのでしょうか、犬が二頭、お店の前ですっかり寝そべっていました。白髭のおじさん、イカスミのパスタなんて食べた日には一体(笑)。
by opas10 (2013-06-09 23:18)
とし@黒猫さん
>牛が蹴っ飛ばして・・・?
ひょっとして番組の前のコマーシャルだったでしょうか?
コマーシャルはその時々でいろいろ変るんですよ~。今度出てきたら見てみますね。
by carotte (2013-06-10 13:27)
opas10さん
大きな犬がどたっとお店の前に寝そべってましたねえ~。車なんかあまり通らないんでしょうね。白ひげのおじさん、お食事中の様子を一度拝見させていただきたいです。イカスミのパスタを食べたら、白ひげが完全に黒ひげになっちゃいます!^^
by carotte (2013-06-10 13:29)