チーズ屋さん世界一 [フランスのグルメ]
6月の頭にトゥールで開催された世界チーズ見本市。
開催期間中に、世界一のチーズ屋さんを選ぶコンクールが行われました。
なんと世界一に選ばれたのは・・・日本人女性でした。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月3日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
金賞に輝いたのが日本人のこの方です。
因に銀賞も銅賞もベルギー人が獲得。フランス人は入賞すらできませんでした。
このままではフランスのチーズは危ない?!とは言っても、チャンピオンが一番好きなチーズはフランス産山羊のチーズSainte-maure de touraine(サント=モール=ドゥ=トゥーレーヌ)。
やっぱりフランスのチーズはおいしいんじゃないかとフランス人の皆さんは胸をなで下ろしたとか。
下記がそのチーズ。灰色のカビがすごいですね。
ところで、世界一のチーズ屋さんはどんな風にして選ばれるのでしょう?
10人の候補者は、まず50キロのチーズを与えられます。そして3つの課題をクリアしなければなりません。
まずは、チーズ細工。今年のテーマは「子供」。このお題に従って、チーズの彫刻を作り上げなくてはなりません。
二つ目の課題は、チーズの重さ。秤を使わずに、重さ通りにチーズを切り分けます。
人によっては目をつぶって手に取ってみるだけで重さが分かると言います。
最後は、世界各国から集められた5種類のチーズを当てること。
「フランス人にはちょっと不利です。外国のチーズより国内のチーズをよく知ってますからね。それに比べると外国人は国境に関係なくチーズのことをよく知っています」と開催者の男性。
日本でチーズ店を開いているファビアンさん。
「チーズを食べるときは、いつも、パンやワインと一緒ですね」
バゲットにチーズとワインがあれば、それだけで食事が成り立ってしまうこともあります。
パン、ワイン、ソーセージと一緒に美味しそうなチーズが並んでいました。
食欲をそそるようなディスプレイが出来ることもチーズ屋さんの条件の一つかもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、婚約者と一緒にバーから出てたところで、一人の女が近づいて来て、私の婚約者にハグした。私は頭に来て思わずその女に飛びかかっていた。実はその女は彼の姉で柔道のチャンピオンだった 」
VDM (Vie de merde)より
すごいですね、日本の方が1位ですか。おめでとうですね。味が見分けられるだけじゃなく、重さがわかったりディスプレー力も問われるんですね。彫刻も・・・ネズミのがかわいかったです。これは興味深いコンクールだなと拝見しました。
by yuzuhane (2013-06-11 09:11)
がんばりましたね、日本人・・・素晴らしい!
なかなか面白いコンクールですね・・・
by rabbit (2013-06-11 13:16)
yuzuhaneさん
チーズが日常で食べられているわけじゃない日本。その国の方がチャンピオンですからすごいです。今回の映像を見て、チーズ屋さんも仕事をしているうちにいろんな技能が磨かれているんだなと思ったりしました。
by carotte (2013-06-12 00:38)
rabbitさん
チーズ屋さんというと、いろんなチーズのことを知っている人と思っていましたが、他にもいろんな技能があるんですね。そんな中での日本人、よくがんばってますね。
by carotte (2013-06-12 00:40)
世界一のチーズ屋さんになるには、重さの感覚やチーズ細工の技量まで必要なんですね!確かに手先が器用な日本人は、本場欧州のチーズ屋さんに太刀打ちできますね。自分の場合、バゲットとパルミジャーノかゴーダチーズがあればそれだけでワイン一本いけました。
by opas10 (2013-06-15 23:55)
opas10さん
チーズ細工なんか特に日本人に向いてる感じします。フランスでチーズ屋さんに行くと手慣れた手つきでチーズを切ってくれるので感心します。熟練のワザという感じです。バゲットにパルミジャーノをのせオリーブ油を少々ふりかけてかじりつつ、ワインをいただくと極楽ですねえ〜。
by carotte (2013-06-16 10:47)