ペリエ [フランスのグルメ]
フランスの天然炭酸入りミネラルウォーター、ペリエ。今年、なんと150周年を迎えるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局Francetvinfoで2013年6月13日に放送)
南仏ガール県のヴェルジェーズ(Vergèze)にある源泉。
それまで無料で飲んでいた湧き水の商業利用が許可されたのが1863年、ナポレオン三世の時代のことでした。
それから150年後、ペリエは年間売上数が10億本を超えるまでに成長しました。
スイスの食品・飲料会社ネスレがペリエを買収したのが1992年のこと。
それから14年後の2006年に、9000万ユーロを投入し、近代的な製造ラインが整備されました。
大勢の人が働いていた昔の製造工場とはずいぶんと様子が違っています。ほとんどの作業を機械がやってくれるのでしょう。
これにより従来の瓶入りペリエに加えてペットボトル入りペリエの製造が本格化します。
この緑のボトルに入ったこの炭酸水は現在144ヶ国に輸出されています。
「アメリカにはまだまだ拡大の余地があります。そして、中国などの新しい市場も見込まれます」と社長。
会社はこの20年で1000人の従業員を減らしました。
その分、機械が作業を担っています。人影も疎らな製造工場。
「この数年でざまざまな形態のペリエが生まれました。以前は需要に応えることができませんでした。特に1ℓボトルに関しては遅れていました。それがこの投資で皆さんの要求に答えることができるようになったんです」と工場の方。
今年150周年を祝って、ポップアートの騎手アンディ・ウォーホルからヒントを得たデザインのボトルを製作しました。
ウォーホルはパリを訪れた際にペリエのボトルを描いた作品をのこしています。
アメリカでのペリエの人気は高く、マーケットの60%を占めているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ワンピースを買うのに夫に付き合ってもらった。とりあえず緑のワンピースを試着してみると、夫が首を横に振って言った。『体型がペリエの瓶そのものなのに、その上、緑をわざわざ着ることもないだろう』」
VDM (Vie de merde)より
なぜか、この工場を見学したことがあります(笑)
9日間くらいのプロバンス旅行を企画した時にルートに入れました。
炭酸入りミネラルが好きなので、ぜひその源泉を見たいと思ったのです(笑)見学したのは1997年か98年頃だったと思いますが、工場はここでご紹介の画像と同じようでした。
by orange (2013-06-14 10:10)
orangeさん
この工場、見学したくなる気持ち分かります。それにオートメーションで仕事が進んで行くのを眺めるのも楽しそうです。
日本人の場合、味がつかない炭酸水は気持ち悪いという人も多いようですが、飲み馴れて来るとこれが結構くせになるんですよね。
by carotte (2013-06-15 10:35)
前の会社のエライさんがペリエがお気に入りで、その人が出席する場には必ずペリエを用意するのがルールになっていました。フランス人のつぶやき、欧州の御婦人にはよくありがちなことで(笑)。
by opas10 (2013-06-16 00:15)
opas10さん
そのエライ方、なかなか贅沢ですね。炭酸水の中でもペリエは少々お高めのお値段。ペリエにはある特定のイメージがあって、それも人気の秘密かもしれません。
by carotte (2013-06-16 10:56)