SSブログ

島のグルメ その3 [ポワトゥー=シャラント地方]

 シリーズの三回目は、フランスで4番目に大きい、観光の島として知られているレ島(île de Ré)です。


 オレロン島と同じようにレ島も本土とは橋でつながっています。


 伝統家屋の色から、島は“Ré la Blanche(レ・ラ・ブランシュ)(白のレ)”と呼ばれているそうです。

Paris_iles.jpg
より大きな地図で 島のグルメ を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月19日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 夏には観光客で賑わう浜辺も今は人もまばら。地元の人たちはのんびりと散歩を楽しむことができます。


 今日、料理を作ってくれるのがレストランLa Cabane du Fierのシェフ、クリストフさん。


 もう20年も前からずっと同じ漁師さんから魚を調達しています。


 「ジャン=ピエールは長く漁師をしています。彼から仕入れる魚はいつもいいものばかりで、とても満足しています」とシェフ。


 個人の漁師さんから20年も前から魚を仕入れて、料理としてお客さんにだしているなんて、なんとなく好感がもてますね。


 「魚は新鮮だよ。まだ生きてるからね。味は保証しますよ」とジャン=ピエールさん。


クリストフさんが作ってくれる今日の料理は、近海で穫れた魚を使った暖かい料理です。


 魚貝は、スズキ、アンコウ、タイセイヨウダラ、大型のヒラメラングスティヌ(エビ)。これに、地元で穫れた野菜を使います。


 魚は三枚におろし切り身にしたら鍋に入れ、そこに玉ねぎ、ジャガイモ、ズッキーニを加え、適量のワインを注いだら火を通します。


 火が通ったところで、フュメ・ドゥ・ポワソン(魚の出汁)をたっぷり加えます。


 ある程度煮込んだところで魚とエビを取り出し皿に盛りつけ、クリームを加えたスープを上からかけて出来上がり。


 「とっても美味しいです。種類の違う魚が一つにまとまった良いお味になっています。この料理にして良かったわ」と女性客。


 この他にも、薪でグリルしたスズキが大人気だそうです。


 「地方に来たらその地方の料理が食べたくなりますね」と男性客。


 薪でグリルしたロブスターがこんがり焼けて美味しそうです。


 そして食後のチーズは山羊のチーズに蜂蜜をかけていただきます。


 甘いデザートは、レモンタルトのメレンゲ添え、パンナコッタとフルール・ドゥ・セル味のキャラメル。


 以上でした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、仕事に行かなかった。正しくは、行けなかったのだ。昨日、たらふく食べたら眠くなって、港にとまっていた釣り舟の中で寝てしまった。朝やって来た漁師は、どうしても私が目を覚まさないので、そのままマルセイユの海を2時間うろうろしたのだった」

 

VDM (Vie de merde)より




nice!(35)  コメント(2) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 35

コメント 2

opas10

同じ漁師さんからずっと買い付けているって、プロはプロを知る、といった感じでいいですね~。グリルしたロブスター、絶対白ワインに合います!!
by opas10 (2013-06-29 22:40) 

carotte

opas10さん
20年も同じ漁師さんから魚を仕入れてるっていうのがいいですよね。なんか本物って感じがします。ロブスターが美味しそうでしたね。日本だとビールになってしまいそうですが、ここはやはり白ワインですよねえ〜。
by carotte (2013-06-30 14:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。