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アムステルダム その1 [オランダ]

 今日から3回のシリーズでオランダの首都アムステルダムを訪ねます。


 今日は、その観光と文化の中心都市を船と自転車で巡ります。


Netherlands_Ams.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 アムステルダムの人口はざっと80万人。その大都市を訪れる人の数は470万人。その中の二人、TF1のリポーターのシルヴァンさんとマチューさんがそれぞれ船と自転車で街を散策します。


 まずは運河を行く観光船。


 船の中では賑やかにワインで乾杯です。なんだか隅田川の屋形船を思い浮かべてしまいます。


 運河沿いに並ぶみごとな建物。しかし、かしげている建物もあります。


 なにしろ建物を支えている地盤は沼地。少しずつ沈下しているのだとか。


 一方、自転車のマチューさん、どこを散策するつもりなのかと思っていると、やってきたのはあのレッドライト地区。いきなりセックスショップが見えてきました。


 お揃いの洋服でドレスアップしたルイーズさんとマルティーヌさん、この地区で50年以上もレッドライトの下で働いてきました。


 「ここが最初に仕事を始めた場所よ」


 お二人ともわりにあけすけにお話されます。


 通りかがった男性に冗談で「ハ〜イ、よってかな〜い」と声をかけていました。


 この辺りには10軒ほどその手の店があったそうですが、今では1軒だけになってしまいました。アムステルダム市が再開発を進めているためです。


 昔はSM専門のお店も今は縫製工房に生まれ変わりました。そして、レッドライトのお店の隣には、ウェブ・ラジオ局があります。


 「町が少しずつ変わっていることを皆が認め始めたんです。それでここで仕事を始めることにしました。それにこの界隈の雰囲気が好きなんです」とラジオ局の方。


 この地区にはもう一つ名物があります。


 アムステルダムでも一番古株のコーヒーショップTHE BULLDOG。


 ここに大麻を吸いにやってくる観光客もいるそうです。


 さて、運河では、パリのセーヌ川と同じようにボートが係留され、約10,000人が水上で暮らしているそうです。


 中には文化財になっているものもあるとか。その一つが1917年製のボート。


 「船はアムステルダムには欠かせません。今では家みたいになっていますが、陸の家とはやっぱり違っています」とボートのオーナー。


 運河沿いには150年も前から花屋が軒を連ねています。


 オランダと言えば花の栽培で知られていますが、10個のチューリップのうち9個がオランダで芽を出すそうです。


 しかし、この花屋も近頃ではお土産屋さんに変わってしまったものもあります。


 「観光客はお土産品を買ってはくれますが、花は買ってくれませんからね」と花屋さん。


 一方、自転車のマチューさん、ガイドブックを見ながら街のはずれの古い水車小屋を眺めにやってきました。


 アムステルダムには人間の数より自転車の数の方が多いと言われています。


 さすがに自転車の国だけあって専用道路が完備されていました。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼と二人でアムステルダムに旅行に来た。彼が私にレッドライトの女性の写真をとって欲しいと言う。なぜなら、その方がいやらしい感じがしないから」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 8

yuzuhane

本当に傾いてる家がありましたね。アムステルダムは、自転車専用道があるくらい盛んということ、窓の女と大麻がフリーっていうのが有名と聞いたことがありましたが、水上生活者がいるエリアもあるんですね。・・・ツールドフランス、先日ニースに着たそうでその日は郵便配達も何もお休みになったとかでした。
by yuzuhane (2013-07-04 09:30) 

t-toshi

オランダは意外や意外、落ち着いた自然の国なのに、オープンな国なので驚きました。旅行中、水とワインの値段がどっこいソッコイなので、ずっとワインにしておりました。
by t-toshi (2013-07-04 14:37) 

rabbit

アムステルダム・・・・行ってみたい所ですが、未だなんです。
このシリーズでしっかり楽しませていただきます・・・
by rabbit (2013-07-04 19:36) 

carotte

yuzuhaneさん
結構激しく傾いてましたよね。中はどんな具合になっているのか少々気になります。水の国とは聞いていましたが、ここまで水上の住宅が充実しているとは知りませんでした。
ツールドフランス、毎日ニュースに登場しますね。わざわざ追いかけている人もいるみたいですよ。やはり国をあげての一大イベントなんですね。
by carotte (2013-07-06 00:18) 

carotte

t-toshiさん
大麻やその手の商売が認められていたりとわりに寛容な国ですね。ワイン、そんなに安かったですか。私の場合は連れが完璧な下戸なのでなんとなく私一人飲むという気分になれず控えめでした ^^;
by carotte (2013-07-06 00:22) 

carotte

rabbitさん
アムステルダムはまだだったんですね。いろいろ見どころはたくさんあるみたいですよ。私は仕事で一度行きましたが、慌ただしかったです。次回はゆっくり見物してみたいです。
by carotte (2013-07-06 00:24) 

opas10

オランダは、プロテスタントの源流みたいな国なのにドラッグとあの手の商売が認められていて面白いですね。石造りの建物、地盤が続いたら崩れてしまわないのかちょっと心配です。
by opas10 (2013-07-07 13:59) 

carotte

opas10さん
物の考え方が合理的なんでしょうか?^^
かなり傾いた建物があったので、結構、あぶないですよね。こうなったら、水に浮いた家を作る方が安全みたいな気がしてきます。
by carotte (2013-07-09 13:06) 

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