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アムステルダム その3 [オランダ]

 アムステルダムには約50館もの美術館・博物館があるそうです。


 シリーズの最後は、この中から代表的な5つを訪ねます。


Netherlands_Ams.jpg

より大きな地図で アムステルダムの美術館・博物館 を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 まずは、アムステルダム国立美術館(上記地図の青印)。あのレンブラントの「夜警」(1642年)が展示されています。


 美術館はこの作品を中心に大々的な建物の修復が行われたそうです。


 教会の身廊のような廊下をまっすぐに歩けば「夜警」にたどり着くようになっています。


 主に17世紀のオランダ絵画が展示されていますが、その中にはもちろんフェルメールの作品もあります。


 「17世紀、オランダは世界の中心でした。世界で一番重要な国だったのです」と美術館の方。


 フランスのルーヴル美術館はもとは王様のお城でしたが、こちらは最初から国立美術館として建設され1800年に開館しました。


 約4億ユーロを投じて10年間続いた修復が終わり、開館当時の威厳を取り戻しました。


 「床は新しく張り替えられましたが、オリジナルのデザインに忠実に再現されています」


 新しく作られたのがアトリウム。自転車に乗って横切ることもできます。


 次に訪れたのが、アムステルダム市立美術館(上記地図の赤印)。


 「建物に驚かされますね。新しい建物は白で外の明かりをふんだんに取り入れるようになっています。れんが造りの旧館とは対称的です」と美術館の方。


 ここに展示されているのは現代アート。


 「新しい技術やフォルムを使った実験的な作品が多いです」


 お隣にあるのがヴィンセント・ファン・ゴッホ国立美術館です(上記地図の緑印)。


 1973年に開館しました。毎年100万人以上の見学者が訪れます。


 自画像やひまわりなどお馴染みの作品が展示されています。


 「このひまわりの絵は、アルルのゴーギャンの部屋に飾るために描かれました」と学芸員の方。


 ゴッホの作品は、画家がどのような技術を用いて作品を描いたのかを知るために顕微鏡で詳しく分析が行われています。


 新しいものから古いものまで、アムステルダムにはアートがあふれています。


 市街地から少し離れたところにあるのがアンネ・フランクの家(上記地図の黄印)。入り口には人の長い列ができていました。


 ここではアンネ・フランクの一家が2年間隠れ住んだ家が保存されています。


 「この部屋がアンネの両親と姉が使っていた部屋です。こちらがアンネが歯医者のプフェファーと一緒に使った部屋です」と記念館の方。


 さて、もう一つの一番新しい美術館はさらに遠いところにあります。フェリーに乗り街の北へと向かいます。


 そこはeyeと呼ばれる施設(上記地図の紫印)。レストランや売店が隣接された巨大な美術館です。


 アムステルダムにはミュージアムがあちこちにあります。


 チューリップミュージアム、チーズミュージアム、ビールミュージアム、そして大麻ミュージアムなんていうのもあるそうです。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、おむつや壁に、抽象画の傑作が描かれてあった。その天才画家は、うちの11ヶ月の息子」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 6

t-toshi

エルミタージュ美術館があったので驚きました。もう改装されたようですが、もちろんゴッホ美術館もありました。運河はそれに相応しい景観でした。
by t-toshi (2013-07-06 10:34) 

yuzuhane

大金を使って修復したとのことですが、国立美術館は外観も内部も立派なものですね。近隣にいくつも美術館が固まって居るんですね。現代アートの美術館は外観も斬新でした。ゴッホのところは中は意外に簡素ですね。
by yuzuhane (2013-07-06 12:49) 

carotte

t-toshiさん
エルミタージュ美術館ということは、ロシアから作品を借りて展示しているんでしょうね。ベニスとはまた趣の違う美しい運河の街ですね。
by carotte (2013-07-07 11:46) 

carotte

yuzuhaneさん
4億ユーロですからすごい力の入れようですね。それだけの価値のある美術作品が収蔵されているということなのかもしれません。確かに、ゴッホの美術館はわりに普通の感じでした ^^
by carotte (2013-07-07 11:53) 

opas10

アムステルダム市立美術館は、新館と旧館のコントラストが面白いですね。なにやら現代が近代を飲みこもうとしているようにも見えます(笑)。新館の内部、柱の形状がF.L.ライトのジョンソンワックス本社に似ているようにも見えました。
by opas10 (2013-07-07 14:23) 

carotte

opas10さん
市立美術館は、近代が現代に飲み込まれそうで飲み込まれてないところが良いのかもしれませんね。ここは建物もユニークですが、展示活動もかなりユニークらしいですよ。インタビューを受けていた女性の後ろに見えていた柱も面白い作りでした。
by carotte (2013-07-10 00:45) 

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