欧州最大の蚤の市 [トピックニュース]
フランス北部ノール県の県庁所在地リール(Lille)では、この週末、ヨーロッパで最大の蚤の市が開催されています。
その起源は12世紀にさかのぼるそうですから、歴史ある蚤の市のようです。
どんな感じなのか少し様子をのぞいてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月31日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
「これ2つで3ユーロでどうですか?」
「2つで3ユーロ?それならいただくわ」
こんな会話があちこちで聞こえてくるのが蚤の市。店先にはいろんなものが並べられています。
「売るためにはどんどん値を下げてないといけません」とお店の方。
誰のものとも分からない古い写真も売られています。
大きな馬のぬいぐるみを抱えた方を発見。
「これはウチの犬用です。5ユーロで手に入れました。家の飾りにもなりますしねえ」
重そうな木箱をゲットして持ち帰る人もいます。かなりの重量ですね。
そうかと思えば、アヒルのぬいぐるみ(?)を売ろうとしている人もいます。お値段は1ユーロ。
ふと通りを見るとこの人出。すごい数です。この2日間で200万人が訪れると見込まれています。
蚤の市では、皆でわいわいやるのも楽しみの一つ。用意されたムール貝は500トンにもなるそうです。
さて、蚤の市に行ってとまどうのが値段の交渉。そもそも表示の価格がリーズナブルかどうかもよく分からない時があります。
そこで、クイズに答えながら、どんなものをどんな値段で売っているのか教えてくれるサイトを発見しました。→こちら。
中央にオレンジ色の電話の写真が見えています。このお値段を下の3つから選びます(100€、60€、40€)。
選んだら、その下にある「Question suivante」の四角いボタンをクリック。
すると次の頁が出て来て、写真の上の方に、オレンジ色の電話の販売価格が40€だという表示が出てきます(Ce téléphone orange est vendu 40€)。これが答えです。
と同時に、下の写真に出ているオリンピックの記念ピンバッチの値段を3つの中から選びます(50サンチーム、1€、5€)。で、また「Question suivante」の四角いボタンをクリック。
すると次の頁に答えが表示されます。これを12回繰り返すと、12品目のだいたいの値段が分かる仕組みになっています。
出て来た値段は売値なので、実際はそれ以下の値段で買われることになりそうです。
興味のある方はぜひトライしてみて下さい。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、自分の記憶力を高めるために一冊の本を買って来た。しかし、その本をどこに置いたのがすっかり忘れてしまった」
VDM (Vie de merde)より
二日で200万人とはすごい人出ですね、世田谷のボロ市よりもずっと規模が大がかりで(笑)。さらにムール貝の消費量にもオドロキです。ということは、ワインの消費量もさぞや!!
by opas10 (2013-09-01 13:40)
蚤の市、見ると楽しいですよね。今回、南仏リュベロンリルシュルラソルグで行きましたが、ここが欧州最大なんですね。北の寒い地方では冬の間部屋を飾るのに、蚤の市でいろいろ買い求めると聞きましたがここもフランス北部ですものね。
by yuzuhane (2013-09-02 11:33)
opas10さん
世田谷のボロ市の10倍か20倍、もしくはそれ以上あるような気がします。ムール貝はこの蚤の市の名物らしいですよ。食べた後の殻を山にして展示してました。
by carotte (2013-09-03 13:23)
yuzuhaneさん
蚤の市はいろんなものが出ていて、見て回るだけで楽しいですね。旅のお土産なんかも蚤の市で買ったりします。ヨーロッパではインテリアなんかこういう市で買いそろえる人がわりに多いような気がします。
by carotte (2013-09-03 13:28)