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ブドウの収穫とワインの仕込み [フランスのワイン]

 いよいよフランス各地でブドウの収穫とワインの仕込みが本格化してきました。


 ブドウの収穫はともかくとして、ワインの仕込みとはどんな風にして行われるのでしょう?


 ブルゴーニュ地方のワインの産地メルキュレ(Mercurey)のあるワイン農家を訪ねました。

 

Paris_Mercurey.jpg

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月1日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 今朝、収穫されたブドウは全部で1トンほど。

 トラックに乗せたら、ワインの製造所へと向かいます。

 忙しいこの時期、従業員の他にも、家族や元従業員が手伝いにやってきます。

 まずはブドウの選別です。

 「熟していないものや腐ったものを取り除いて行きます」

 「畑の方と違って、こちらは白髪まじりの人が多いですね」と取材班。

 「そりゃそうさ、ここにいるのは皆、頭を使ってものを考えて来たからね(笑)」と男性。

 白髪はともかくとして、この作業はやはり多少の経験がないとできませんね。

 「今年のブドウは小ぶりですが、ほどほどの酸味と糖分を含んでいて美味しいワインに仕上がるはずですよ」とワイン農家Domain de Suremainのロイクさん。

 と、そこへやって来たのが見学のドイツ人夫婦。

 「ビールの作り方ならよく知ってますが、ワインは良く知らないので見せてもらいにきました」と奥さま。

 こういう作業をする時は、誰ともなく歌を歌い出すもんなんですね。しかもこの方達、ハモってました。

 選別されたブドウはつぶされ、大きな樽に詰め込まれます。

 ここの農家には大きな木の樽が10樽ほどあります。

 「この状態で8〜10日間寝かせます。こうすることで、ブルゴーニュ地方のメルキュレのワインの色が生まれるのです」

 この後は圧搾して発酵した果汁だけを取り出し、熟成用の樽に移されます。

 蔵の中にはすでに空の樽が用意されていました。

 「ここで1年ほど熟成されます。そしてボトルにつめられることになります」

 このワイン農家では昨年は4万本を製造したそうです。



 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、あまり衛生的とは言えないピザ屋でピッツァを買って来た。ピッツァに干しぶどうなんてのっけるもんかなと眺めていたら、干しぶどうが動き始めた!」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

ryo1216

10/4より、謎のページに自動転送されるようになってしまいました。
自分の環境では、なんとか復旧できましたが、まだ、謎のページに転送される方も多いようです。
この度は、ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。
そこで、下記、新しいページに移行することにしました。

http://ryo1216-2.blog.so-net.ne.jp/

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

by ryo1216 (2013-10-07 01:23) 

carotte

ryo1216さん
そうなんですよ。一瞬だけちゃんと見えるんですけど、すぐに別のサイトに飛んで行ってしまってました。でも、今日はもう大丈夫ですね。よかったです。またお邪魔させていただきます。
by carotte (2013-10-07 12:48) 

opas10

ワインの仕込みは、結構のんびりゆったり楽しそうにと行っているのですね。確かに効率一辺倒で無機質な作業で作ったワインは、味も素っ気もなさそうです。
フランス人のつぶやき、叫び声が聞こえてきそうです(笑)。
by opas10 (2013-10-14 19:22) 

carotte

この時期にやってきてちょっとキツい労働をこなした後は皆でわいわいやる。こういう作業はどうも昔からこんな伝統的なスタイルが定着しているようです。それがワインの味につながっているのかもしれませんね。
ピッツァ、食べなくて良かってですよねえ〜。
by carotte (2013-10-16 10:41) 

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