アーモンドの収穫 [プロヴァンス地方]
秋に収穫するものと言えば、ブドウにオリーブに栗・・・。
アーモンドを思いつく人はそうはいないでしょう。
プロヴァンス地方では、このアーモンドの収穫が始まったそうです。
生産地のヴァランソルを訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月17日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
そもそもアーモンドって、どんな風に実を付けているのでしょう?
生産者のジャン=ピエールさんがその実を見せてくれました。こんな風になっているのですね。
かつて50年代には、プロヴァンス地方はヨーロッパで一番のアーモンドの生産地だったそうです。
今では数は少なくなりましたが、栽培はまだ続いています。
しかし、完全機械化。
得体の知れない装置のついたトラックが、アーモンドの木を掴むと、ぱらぱらぱらと一気に傘のような幕を開きます。
しっかり傘が開いたところで、枝をふるわせ実を落とします。
うまい具合に傘がその実を全部受け取る仕組みになっています。
こんなトラック、初めて見ました。アーモンドだけでなく小ぶりの果物ならこれで行けそうです。
ここでは年に200トンのアーモンドを生産しています。
「本物を作りたいんです。アーモンドをずっと栽培していろんなことを学んできました。他のものを栽培するなんて考えられません」とジャン=ピエールさん。
収穫されたアーモンドは乾燥され、最後は、砕けたアーモンドを取り除きます。この作業だけは人の手で行われます。
こうして出来上がったアーモンドは様々なお菓子に利用されます。
チョコでコーティングされたアーモンドがとても美味しそうでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、勉強に疲れて無性にチョコレートが食べたくなった。でも、買いに出かける時間がない。仕方がないから、シリアルに混じっているチョコの粒をちびちび食べた」
VDM (Vie de merde)より
アーモンドが木になっている姿、なかなか見かけないですよね。そしてあの器械はすごい!でうね。エリマキトカゲみたいに傘が開いて一気に収穫ですね。驚きました。
by yuzuhane (2013-10-18 08:46)
ギリシアに居た頃、アーモンドの木の下に青いシートを敷いて、(あのノルマンディーのリンゴのように)棒で枝をたたいて落として、大勢で拾っていたのをよく見かけました。傘を開いて、幹ごと揺するのにはびっくりしました。ギリシアも20年前のことなので、このように機械化されているかもしれませんね。
アーモンドは、春には、桜と見間違うような花を咲かせますよ。
by cycloo (2013-10-18 14:50)
yuzuhaneさん
まさにエリマキトカゲでしたね!こんな器械があったなんてびっくりです。アーモンドはよく食べますが、実がなっているところは見たことがなかったです。こんな風だったんですね。
by carotte (2013-10-20 00:50)
cyclooさん
ギリシャでもアーモンドを栽培しているのですね。枝を叩いて落として拾うのはかなりの重労働。今ごろは同じように機械化されているかもしれませんよね。アーモンドの花は本物は見たことありませんが、やはりフランスのテレビでちらっと見たことがあります。白いようなピンク色のような花が一斉に咲きますね。
by carotte (2013-10-20 00:54)
アーモンドの木を初めてみました。しかも、面白い機械を使って収穫するんですね。この機械を使えば、先週のシードル用リンゴの収穫も楽にできそうな気がします(笑)。
by opas10 (2013-10-20 21:32)
opas10さん
アーモンドの木自体はわりに普通の木ですね。収穫する機械がものすごくユニークでした。あのリンゴもこの方式ならだいぶ楽ですね。
by carotte (2013-10-22 00:39)