風変わりなコレクション その2 [アキテーヌ地方]
シリーズの二回目は、ぐっと大型になって、トラクターのコレクションです。
収集家はフランス南西部メドック地方にお住まいです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
これまた年代物のトラクターです。ちゃんとエンジンがかかるところがりっぱですね。
手入れが行き届いていることの証明です。
皆さん得意げにトラクターを乗り回していらっしゃいます。
ブルーのトラクターは1930年代のもので、ブルドッグという名前がつけられています。
まず前部の心臓部分を10分間温めてからでないと動かせません。どやらエンジンがかかったようです。無事動き始めました。
「この黄色のトラクターは戦後間もなく作られたものです」とおっしゃるのが収集家のヴィクトールさん。茶色のトレーナーを着た方です。
集めたトラクターはざっと100台あまり。いつも見学者が絶えないそうです。
「ここに来ると私の知らないトラクターがあって楽しいですよ。トラクターのメカニズムにはいつも新しい発見があります」と見学者の方。
なんだかトラクター談義に花が咲くお二人。
ずらりと並んだトラクター。ヴィクトールさん、80年かけて120台のトラクターを集めました。
最初の一台目が、このグリーンのトラクターでフランス製だそうです。
バラバラになっていたのを集めて、ヴィクトールさんが組み立てたそうです。
いったい何がヴィクトールさんをここまで駆り立てたのか?
「古いものを手に入れる喜びですかねえ」とおっしゃっていました。
トラクター好きの方はほかにも大勢いらっしゃるようで、こうして集まっては情報交換しているそうです。
黄色いユーモラスなトラクターがありましたが、ひょっとしてここまでこれに乗っていらっしゃったのでしょうか?
今では手に入らない部品をお持ちの方もいるとか。
そして、このような古い農業機器の保存運動をしている協会があるようです。
コレクターにとってはありがたい存在のようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、運転免許の実地試験で、トラクターに追い越された」
VDM (Vie de merde)より
ヴィクトールさんすごいコレクションですね、クラシックカーみたいなトラクターがこれだけ集まると壮観です。博物館とかできそうですね。
by yuzuhane (2013-10-21 08:28)
yuzuhaneさん
このトラクター120台はすごいですね。それなりの広さのお家がないとコレクションできないですね。120台が揃って並んでいるところを一度見てみたい気がします。
by carotte (2013-10-22 00:47)
トラクター120台!レストアが好きなことはさることながら先立つものがないとここまではできないはずです。メドック地方ということは、ワインで財を成したのかもしれませんね。
by opas10 (2013-10-29 23:04)
opas10さん
この手のメカをいじるのが好きというのと同時に、これは土地と財産がないと集められないコレクションですねえ〜。映像に出て来たトラクターは10台ほど。残りの110台はどんな風に保存してあるんでしょうね。
by carotte (2013-10-30 14:37)