ノルマンディーのリンゴ [ノルマンディー地方]
リンゴの生産で知られるノルマンディー地方。
このリンゴ、ほとんどがシードル作りに使われるのですが、最近、化粧品やスパなどでも使われているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月23日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
やっぱりあの長い竿でつついてます。竿でつつくと面白いようにリンゴが落ちてきます。
ここのリンゴ園ではシードルを作っています。しかし、今日リンゴ園を訪ねて来た女性は、シードルではなく、このリンゴがお目当て。
「ここのリンゴは特別な育て方をしたわけじゃなく、自然のままなんですよね?」と女性。
「そうですよ、自然のまま育ったリンゴです」と男性。
女性は、Ma Pomme en Ville(「街の私のリンゴ」というような意味合い)という名前の化粧品を作っているアンさん。
「皮も果肉も種も全部丸ごと使います。種からはオイルを抽出します。皮には抗酸化物質のポリフェノールが含まれていますしね。果肉は皮と一緒に乾燥させて細かく砕き、ゴマージュ(ピーリング)する時に使います」
まさかリンゴがこんな使われ方をするとは思っていませんでした。
「私などは、りんごはシードルかジュース、それにカルバドスを作るためのものとしか思っていませんでしたよ。でも化粧品などに有効利用されるなら、それもいいですね」とリンゴ園のパスカルさん。
バニョール=ドゥ=ロルヌ村は温泉施設があることで知られていますが、ここでもリンゴが活躍しています。
「ゴマージュの時に使っているのが、リンゴの種を混ぜたクリームです」とマッサージ担当の女性。
「リンゴは食べるだけのものだと思ってましたから、ちょっと驚きましたね」と女性客。
しかし、人はすでに中世の頃からお肌のお手入れにリンゴを使って来たそうです。あのポマードという名前はポム(仏語でリンゴを意味するpomme)から来ているとか。
「他では体験できない地元のリンゴを使ったケアですよ」とマッサージ担当の女性。
大人が身体のお手入れに忙しい一方で、子供たちの方はリンゴを使ったお菓子の作り方を勉強中。
「ノルマンディーのリンゴはフランスで一番おいしいと思います」と男の子。
リンゴは食べても良し、美容に使っても良しで、どんどん活躍しそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、リンゴに貼ってあったシールを眉と眉の間に貼って子供たちを笑わせた。その後、会社で仕事をしていると上司が言った。『君はヒンズー教にでも改宗したのかね?』」
VDM (Vie de merde)より
種や皮から化粧品を作るんですね。最後のコック帽の子供たちがかわいいですね。リンゴはノルマンディー地方が一番なんですね。
by yuzuhane (2013-10-24 08:21)
yuzuhaneさん
リンゴと化粧品って結びつかないですが、話を聞いてみると、ああそうかとうなずけます。種も使うんですよね。子供たち可愛かったですね。
by carotte (2013-10-27 10:03)