一家に一羽 [地方の小さなできごと]
クリスマスの市で知られるストラスブール。クレベール広場には毎年大きなクリスマスツリーが飾られます。
その巨大な樅の木が4日ほど前に運び込まれたそうです。今年はどんなツリーに仕上がるのでしょう?
そして、パリのデパートでは、恒例のクリスマスのショーウィンドウがオープンしたそうです。
なんだかずいぶん早いなと思っていたら、一ヶ月半後にはクリスマスなのですよね。
なんだかんだ言っているうちにすぐにやってきます。
さて、クリスマスと言えばなぜかローストチキンが食卓に並びますが、そのチキンが生ゴミを減らすのに一役かっているそうです。
チキンと言ってもこちらのチキンは生きたニワトリ。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
庭で餌をついばむニワトリたち。その餌はと言えば、飼い主の食べ残しなどの生ゴミ。
「サラダや野菜などですね。それにパスタやお米も喜んで食べますよ」と飼い主のアンヌさん。
ニワトリは年間で150キロの生ゴミを食べてくれる計算になるそうです。
そこでこの近辺の村々では、18トンのゴミを減らすため、ニワトリをただで住民に配ることにしました。
このプロジェクトの発案者がミッシェルさん。すでにこれまで350羽のニワトリを配ってきました。
今日は、バルバラさんの家に二羽を届けにやってきました。
「動物が好きなんですよ。玉子が手に入ってゴミが減るとなると言うことなしです」とバルバラさん。
ニワトリは生きた生ゴミ処理機のようなもの。粗末に扱ってはいけません。
ニワトリの引き取り主はいろんな約束事の書かれた契約書にサインしなければなりません。
「3年間はこのまま飼い続けなければいけませんよ。それに絶対食べたりしてはいけません」とミシェルさん。
バルバラさんのニワトリは、生ゴミを処理するだけでなく、毎朝2個の玉子を産んでくれるそうです。
なんだか究極のリサイクルのような気がしてきました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、仮装パーティに行くのでニワトリに化けていたら飼い犬にかまれてしまった。おお急ぎで病院にかけこみ順番を待った。ニワトリの格好のままで・・・」
VDM (Vie de merde)より
与える量を調節するにしても、生ゴミが腐らないうちに食べきれるのかとか気になりますが、でもこれはおっしゃるようにいい方法かもしれないですね。子供さんも鶏との触れ合いで学ぶこともあるでしょうしね。
by yuzuhane (2013-11-10 09:22)
ご訪問&niceありがとうございました。
ニワトリさんの活用、活躍は究極のリサイクルですね・・・(^。^)
by ken (2013-11-10 09:54)
すばらしいアイデア!
卵好きなので、やってみたいけど... マンションなので無理だなぁ~。
考えてみたら、日本でも田舎に行けばまだやってますよね。
先日、実家の裏の畑が雑草だらけになっていたので、山羊飼おうって提案したら却下されました。
by 島酔潜人 (2013-11-10 11:58)
家庭用のゴミ処理機がニワトリなら、業務用のゴミ処理機として自治体で牛を飼うっていうのもありでしょうね。餌がよければよいお肉になりそうですし(笑)
by opas10 (2013-11-10 14:03)
yuzuhaneさん
ちょっといろいろ気になる点もありますね。ニワトリは鳴いたり排泄もしますし。でも、1、2羽くらいなら大丈夫でしょうかね。何と言っても心引かれるのは玉子を産んでくれるところです ^^;
by carotte (2013-11-10 23:13)
kenさん
こちらこそご訪問とniceをありがとうございます。
ニワトリ、活躍してるみたいですよ。地域全体で促進してるというのがまた面白いです。
by carotte (2013-11-10 23:15)
島酔潜人さん
やはりこれは田舎ならではの方法でしょうね。都会ではいろんな意味でちょっと厳しいです。山羊はちょっと大型ですねえ〜。と考えると、ニワトリあたりが手頃なのかもしれません。
by carotte (2013-11-10 23:18)
opas10さん
雌牛だったら牛乳を出してくれて、これも一石二鳥ですね。^^
ただ少々手がかかりそうです。
by carotte (2013-11-10 23:22)