アン県のレストラン巡り その1 [ローヌ=アルプ地方]
今日から5回シリーズで、フランス東部アン県にあるレストランを訪ね、シェフの作る美味しい料理を堪能します。
久々のグルメシリーズです。
第一回目の今日は、アン県の県庁所在地ブール=アン=ブレス(Bourg-en-Bresse)にあるレストランle Verre Gourmandを訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
ここがそのレストラン。美味しそうな料理がどんどん登場します。
この料理を作っているのがシェフのエルヴェさん。まずは食材を求めて市場へ。
「新しい食材や新しい味を発見すると料理が作りたくなるんです」
食材が揃ったらいざ厨房へ!
フライパンの中の小さなパンケーキのようなものはクレープ・パルマンティエール(crêpe parmentière)。
地元のレストランで生み出された料理だとか。
ジャガイモ、牛乳、小麦粉、玉子、生クリーム、バターを混ぜ、塩・こしょうで味を付けたら、こうしてフライパンで焼きます。
今回は、本日の料理の付け合わせになります。
その本日の料理は、ガトー・ドゥ・フォワ・ブロン(gâteau de foie blond)。一体どんな料理なんでしょう?
ボールに入っているのはブレス産の鶏から取ったレバー。
ここに玉子、ニンニク、ナツメグを入れたら、ハンドミキサーでよく混ぜます。
別のお鍋で、ブレス産の生クリーム入り牛乳を温めます。茶色いのは固くなったパン。
パンが崩れて来たところで、先ほどのレバーの入ったボールに加えます。
良く混ぜ合わせたら網で濾し、丸い型に入れ、160℃のオーブンで20分ほど蒸し焼きにします。
型から出してお皿に盛り、ソースをかけたら出来上がり。
食べると口の中でとろけそうなお料理ですね。ソースの中にはモリーユ茸とザリガニが入っています。
「味わいのある、この地方のシンボルのような料理ですよ」と男性客。
そして、お店の常連客に人気なのが、ザリガニのグラタン。熱々のグラタンはとっても美味しそう。
さらに、エスカルゴ料理もあります。
定食は19ユーロ、28ユーロ、37ユーロの3種類。
どのお客さまもきれいにお料理を平らげていました。
最後は、恒例の回るデザート。
チョコレートを使ったお菓子ショコラ・グラン・クリュ、果物とグレープフルーツのシャーベット、最後はレストラン特製のヌガーでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕はつくづくよく躾けられていると思った。レストランで食事が済んだ後、思わずお皿を持って片付けそうになった」
VDM (Vie de merde)より
ザリガニのグラタン、どんなお味なのか気になります。やはりデザートが回っているとなんだか美味しそうに見えます!
by opas10 (2013-12-03 22:40)
opas10さん
ザリガニのグラタンを食べている人の顔がいかにもおいしそうなんですよ。ザリガニはソースにも使われるくらいなので、きっとおおおダシが出るんじゃないかと思うんです。回るデザートはもう定番ですね。
by carotte (2013-12-04 21:52)