冬の朝 [ローヌ=アルプ地方]
朝の寒さが少々つらく感じる今日この頃。
火曜日の朝のフランスは、各地で冷え込んだようです。
しかしその冷気が、時には美しい風景を作り出してくれたりします。
たとえば、フランス中東部、ボジョレーの産地に近いローヌ県の小さな村ル・ボワ=ドワン(Le Bois-d’Oingt)。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年12月10日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ないときは、ウィンドウの下の文字をクリック)
ブドウ畑も霜が降りて真っ白。朝焼けの空もどことなく幻想的です。
気温はマイナス7℃。車のフロントガラスも凍り付いていました。
市場で買い物をする人たちの吐く息もまた真っ白。かなりの冷え込みです。
「寒いですねえ〜。ちょっと出かけるのに躊躇しましたよ。でも、買い物はしなくてはいけませんからね」と女性。
寒いのはお客さま方だけではありません。お店の方も同様です。
お店の片隅には小さなストーブが置いてありました。
果物屋さんの店先にはクレモンティーヌという銘柄のミカンが並んでいます。冬の定番ですね。
八百屋さんでは、バタビアというレタスの一種が寒さにやられて売り物にならなくなったそうです。バタビアは寒さに弱いのだとか。
なにやら鉄鍋のようなものに手をかざして暖をとる男性。
蓋を開けると、ゴーフルが焼き上がっていました。
蜂蜜を塗って、紅茶をすすりながらいただけば、身体が温まりそう。
最後は、絵はがきのような村の映像。ポーズボタンを押してしばらく眺めていたいような美しい風景でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼氏いない歴約2年。やっと男性の電話番号をゲットした。とは言っても、今朝、車をぶつけた相手なんだけどね・・・」
VDM (Vie de merde)より
寒いと言うより、凍りそうですね。
いつも思うのですが、このTF1のカメラ・ワークは素晴らしいですね。今日の終わりも写真ではなく、絵ではないかと思うくらいでした。
by cycloo (2013-12-11 13:54)
cyclooさん
マイナス7℃となると、やはり”凍り付く”ですね。
プロの撮影する映像ですからはやり違いますね。村の遠景はびっくりするくらいきれいでした。行ってみたくなりますが、相当の寒さでしょうね。
by carotte (2013-12-12 10:45)
朝の風景は幻想的で美しいですが、暮らしている人たちにとってはツラい季節ですね~。ベビーカーに乗っている子供が完全防備ですっかりモコモコになっているのがちょっとおかしかったです。冬はフランスでも温かい部屋でみかん、というのが定番なんですね。
by opas10 (2013-12-15 17:25)
opas10さん
外に出るのも気が引けるくらいの冷え込みですね。
あのクレモンティーヌをフランス人はよく食べてますね。日本人のような律儀な食べ方じゃなく、がばっと食べてしまいます。皮のむき方から食べ方まで違うのを目の前にすると、日本人ってずいぶんと几帳面だなって思います。
by carotte (2013-12-19 16:58)