小さな村のクリスマス その2 [ブルターニュ地方]
先日は、ほのかな明かりの灯る家々の窓にクレッシュが飾られている小さな村を紹介しました。
そこで今回は、美しいイルミネーションで飾られた「フランスで最も美しい村」の一つを紹介します。
フランス西部ブルターニュ地方の小さな村ロシュフォール=アン=テール(Rochefort-en-Terre)を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年12月12日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック)
人口700人足らずの小さな村。
美しいですねえ〜。落ち着いた古い街並にぴったりのイルミネーションがほどこされています。
この風景を楽しもうと毎年たくさんの人がこの村にやってくるそうです。
「なんだかおとぎ話の世界に迷い込んだような気分です」と女性。
「のんびり家族で楽しんでます。ショーウィンドウをのぞいたり、イルミネーションをながめたり・・・これぞクリスマスですねえ」と別の女性。
何百年も前に建てられた石の建物には、真珠のように輝く無数の明かりが飾られています。
このイルミネーション、2000年から始まったそうです。
「毎年来る人が増えていますよ。クリスマスの4、5日前が一番のピークです。前の大通りは歩くのもやっとというくらいになります」とお店の方。
今年は村がこのイルミネーションに8000ユーロをつぎ込みました。
観光客が訪れれば、当然、それなりの経済効果が見込めます。
商店街の皆さんにとってはありがたい現象です。
夏のバカンスシーズンだけではなく、冬にも収入の見込めるシーズンが一つ増えました。
「ここにしかないものがたくさんあります。お土産に買って行きます」とお客さま。
各地の「フランスの最も美しい村」の皆さん、どこも観光客誘致にがんばっていらっしゃるようです。
尚、ロシュフォール=アン=テールについては以前にも当ブログで紹介しています。興味のある方は→こちら。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、建物が停電でエレベーターが使えなかった。クリスマス前で荷物の多い時期にも関わらず、8階まで階段で上がって行った。わが家のドアの前にたどり着いて鍵を開けようとした瞬間に電気がついた」
VDM (Vie de merde)より
昔ながらの美しい街並だけでなく、新たな観光資源を作りだす、柔軟な発想ができる人がいるんですね!
フランス人のつぶやき、まさにマーフィーの法則ですね~。
by opas10 (2013-12-21 17:48)
opas10さん
日本だとついついいろんな色の照明をつけがちですが、ここはシンプルに同じ色で統一されていて上品に仕上がってました。
確かにこういうのもマーフィーの法則に入りそうですね。
by carotte (2013-12-22 11:20)