安泰の村のその後 [ラングドック=ルシヨン地方]
去年の12月21日、人類は滅亡するなんて騒ぎになっていたことをふと思い出しました。
そして、フランス南部の小さな村ビュガラシュ村(Bugarach)が俄然注目を集めました。
なにしろ、人類が滅亡してもこの村だけは助かるという噂が世界中に広まったからです。
当時、片田舎のこの村に世界中から様々な人が集まって来て大変な騒ぎになっていました。
あの村は今、どうなっているのでしょ?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年12月20日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック)
あのちょっとスピリチュアルな変わった形の岩山は今も無事空に向かってそびえていました。
人口200人足らずの静かで平和なこの村に、去年は野次馬やマスコミ関係者がおおぜい押し掛けてきたそうです。
そう言えば、日本のTV局も現場にいたような・・・。
「あの騒ぎ中をなんとか生き延びましたよ(笑)」と女性。
「当時は大騒ぎになってましたからねえ。皆、心配しましたよ」と男性。
妙なことが起きては困ると憲兵も出動するほどの警戒ぶりでした。
あれから一年。村はいつもの静けさを取り戻したようです。
「普通の人たちが普通に暮らしていたのに、バカバカしい出来事でしたよ」と女性。
回りが騒げば騒ぐほど、村人たちはどんどん冷静になっていく、そんな感じだったようです。
因に去年の大騒ぎの様子は→こちら。
村長さんのところへは今も尚、世界中から手紙が届いているそうです。
「世界に知られる村になったようです。これが観光誘致につながるといいんですがねえ」と村長さん。
村では売りに出された家もいくつかあるそうで、あの事件が村に取ってどれだけの経済効果をもたらしてくれるかは、まだ数年様子を見てみないとなんともいえないようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の彼女に、あと数時間で世界が終わるとしたら何をするか聞いてみた。『そうねえ。あんたにサヨナラのメールを送って、チョコレートクリームのたっぷりかかったケーキを食べに行くわ』」
VDM (Vie de merde)より
カルかソンヌの近くの村で、そんな話があったというの見せていただいた記憶があります。あれからもう一年なんですね。いまは何だったのかというくらいのどかですね。
by yuzuhane (2013-12-24 17:11)
Merry christmas!メリー・クリスマス!
by rabbit (2013-12-25 08:25)
yuzuhaneさん
そんなことがこの村であったのですよ。一年が過ぎるのは早いですね。ちょっとしたばか騒ぎのようになってました。あれっきりじゃなく、もう少し落ち着いた感じの観光誘致ができたら村長さんもうれしいかもしれません。
by carotte (2013-12-25 11:07)
rabbitさん
メリー・クリスマス!
このところ寒い日が続いていますが、ホワイトクリスマスにはならなかったですね。でもお天気にめぐまれて良かったです。
by carotte (2013-12-25 11:08)
はい、あの騒動、岩山がものすごく印象的な形だったのでよく覚えています、確か騒ぎが大きくなって立ち入り禁止になったんですよね。それにしても、あれからもう一年たったのですか!大山鳴動してネズミ一匹というか、何も出なかったという騒ぎでしたね。
by opas10 (2013-12-29 16:38)
opas10さん
本当ですねえ〜、結局、なにもなかった・・・。
去年はわけの分からない人たちが終結して、異常なフィーバーぶりだったようで、村人にとっては迷惑この上ない出来事だったようです。それにしてもあの岩山はただならぬ雰囲気をかもしだしていますね。
by carotte (2013-12-31 17:54)