ガレット・デ・ロワ [フランスのお菓子]
今年もまたガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)を頂く日がやってきました。
ガレット・デ・ロワは、1月6日の公現祭(東方の三博士を記念する日)に食べるお菓子のこと。
フランスでは、クリスマスから数えて2回目の日曜日、つまり今日1月5日を公現祭としてお祝いすることになっています。
パイ生地の中にフランジパーヌ(カスタードクリームにアーモンドクリームを混ぜたもの)を入れて焼いたお菓子がガレット・デ・ロワ。
そして、フェーヴ(fève)と言われる陶器のミニチュアが一つだけ中に入っています。
食べる時にこのフェーブに当たった人は、その日は王様または女王になることができます。
このフェーヴ、最近はお菓子屋さんが売上アップを狙ってか、様々な趣向がこらされているとか。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2014年1月4日に放送)
こちらのお菓子屋さんでは、普通のフェーヴの他に、特別のフェーヴを用意しました。
この赤くて四角いフェーヴを当てた人には・・・ダイヤモンドのついた200ユーロ相当のペンダントヘッドがプレゼントされます。
このお店では全部で1000個ほどのガレットを作るそうですから、確率は1000分の1。
「200ユーロ相当?それはいいですね。当たりたいです」と男性。
「いいんじゃないですかね。ガレットも売れるでしょうし」と別の男性。
スーパーなどの大型店では、フェーヴのコレクターを意識してか、映画のキャラクターを使ったものを中に入れたりしているようです。
となると、食べるためだけでなく、フェーヴを目当てに買って行く人も大勢いそうです。
12月中旬から1月中旬にかけての売上の23%がこのガレットが占めるそうです。
「うちでは中に入れるクリームも様々です。フランジパーヌだけでなく生クリームやチョコレートを入れて変化をつけています。おかげで売上も伸びてますよ」とお店の方。
最近、日本のパン屋さんやケーキ屋さんでも見かけるようになりました。
日本製のガレット・デ・ロワに入っているのはどんなフェーブでしょう?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、家族でガレット・デ・ロワを食べた。フェーヴが当たったのはお祖父ちゃん。ほとんど目が見えなくなったお祖父ちゃんが、どんなフェーヴなのか僕に聞いて来た。『小さな墓石みたいだよ』と言わなくて良かった」
VDM (Vie de merde)より
放課後ティータイムの曲の中で唯一ムギちゃんが弾き語りするのが「Honey Sweet teatime」。その歌詞に出てくるんですよ、ガレット。ちなみにそのほかにはザッハトルテ、マカロンやラングドシャーも出てきて、まるで作詞の澪ちゃんにcarotteさんが乗り移ったような(笑)。
by opas10 (2014-01-05 15:41)
これ日本でも売り出されているんですか。知りませんでした。あちらでは普通に皆が食べる習慣みたいですね。ちょっと買ってみたい気もしますね。
by yuzuhane (2014-01-05 23:46)
明けましておめでとうございます
フランスには、一度行ったことがありますが、素敵な街並み、又行きたいです。
今年も宜しくお願いいたします。
by lilacrose (2014-01-06 00:22)
opas10さん
澪ちゃんの作詞、ムギちゃんの弾き語りでそんな歌詞があったのですね。ベースのよしみで乗り移っちゃったのかしらん^^;
それにしてもあちらのお菓子が盛りだくさんの歌ですね。さすが放課後ティータイムです。
by carotte (2014-01-09 13:32)
yuzuhaneさん
2,3年前から日本でもみかけるようになりました。去年はドンクで売っているのに気が付きました。中に面白いものが入ってたりするので日本でも売り出されたのかもしれません。
by carotte (2014-01-09 13:34)
lilacroseさん
遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
今年も変わらずどうぞよろしくお願いします。
あちらは古い街並みが残っていて風情があるので、散歩するだけでも楽しいですね。ぜひまたいらしてください。
by carotte (2014-01-09 13:36)