SSブログ

メイド・イン・フランス4 その3 [メイド・イン・フランス]

 シリーズの三回目は、日本でも知られている耐熱陶器メーカー、エミール・アンリ(Emile Henry)の工場を訪ねます。


 工場はブルゴーニュ地方の小さな村マルシニー(Marcigny)にあります。

Paris_Marcigny.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年1月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 人目を引く明るい色の陶器。


 創業から160年の間に培われた確かな技術で作られたものだということを皆さんご存知のようです。


 「色がきれいで丈夫です」と女性。


 「ちょっとお値段が高めですが、フランス人として自国で製造されたものを買うことにしています」と男性。


 1850年、初代ジャック・アンリが、この地に小さなアトリエを構えました。


 現在は、人口2000人ほどの村で、200人の従業員を抱える工場に成長しました。


 陶器は工員が一つ一つ手で型を取ります。


 陶器の裏の刻印は、工員ごとに異なります。つまり、この刻印を見ればどの工員が作ったのか分かるというわけです。


 クリスチャンさんは勤続33年。この道ひとすじで働いてきました。


 「好きなことをしてるってことかな。でなきゃ33年も勤めてませんよ」


 形がきれいに整えられたら色付けされ、1100℃の釜で焼かれます。


 現在の社長は34歳という若さ。6代目にあたります。


 「会社というのは採算のとれた健康的な状態でなければなりませんが、これからは最大限利益を上げるというのではなく、会社を永続させ、ブランドの価値を高めることが優先事項です」


 常に新しい製品を生み出して来たということも、160年も続いて来た理由のようです。


 エミール・アンリは年間400万枚もの皿を製造し、その半数が海外に輸出されているそうです。


 国の数は50ヶ国以上。色とデザインが魅力的ですね。その上、丈夫となれば鬼に金棒。


 アメリカと日本でよく売れているそうです。


 

 

 

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、自分とルームメイトのために料理を作った。大小2切れのサーモンを焼いたのだ。するとルームメイトが言った。『どうやって二人で分けるんだい?』で、僕が言った。『簡単さ。それぞれ半分に切って、一切れずつ食べればいい』するとルームメイトは、二つに切った大きい方のサーモンを全部取ってしまった」

 

VDM (Vie de merde)より




nice!(40)  コメント(4) 
共通テーマ:インテリア・雑貨

nice! 40

コメント 4

の

来ましたァ~(^^)/、、ホナですゥ~<(_ _)>

by (2014-01-13 16:35) 

carotte

の さん
いらっしゃいませぇ〜。
またお出で下さいね。^0^/
by carotte (2014-01-13 21:37) 

opas10

あえて規模を追わず、ゴーイングコンサーンに徹するという6代目の経営哲学は、先進国で中規模の企業が生き残るための必須項目ですね。こういう明快な指針のある会社は、これから先も生き残って繁栄しそうです。
by opas10 (2014-01-19 22:13) 

carotte

opas10さん
単に食器を作るというのではなくデザインにも力を入れているのは、そういう経営哲学に基づくやり方の一つなのでしょうね。工員のクリスチャンさんが勤続33年で、今の社長が34歳というのも面白かったです。
by carotte (2014-01-22 16:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。