第81回レモン祭り [コート・ダジュール地方]
2月14日はバレンタインデー。
フランスのある事前の調査によると、バレンタインデーを祝うと答えたカップルは57%だったそうです。
これが一緒に暮らしていないカップルの場合は72%、一緒に暮らしているカップルなら55%。
なんとなくうなずける数字ですね。
そして、祝うと答えた男性が50%、女性は43%だったそうです。
男性の方が多いのはちょっと意外でした。もっとも、フランスの場合、日本のようにバレンタインデーは女性が男性に愛を告白する日というわけではありませんから、男性の方が多くても不思議ではないかもしれません。
フランスでは、2月14日は「心臓の日」でもあったそうです。
なぜバレンタインデーと同じ日なのか?
バレンタインデーと言えば→愛。愛と言えば→ハート。ハートと言えば→心臓、というわけです。
心臓病の重要性についてもっと認識し、その対策に真剣に取り組もうと作られたそうです。
さて、東京は今週末もまた大雪。昨日紹介したセットの町とは大違いのお天気になってしまいました。春が来るまで我慢の日々です。
そんな中、コート・ダジュールの町マントンでは今年もまた「レモン祭り」の日がやってきます。
なんだかついこの間このお祭りを紹介したような気がします。一年が経つのはほんとに早いですね。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今年のレモン祭りは今週末に開催されます。
そのために、こうしてレモンやオレンジを使って巨大なオブジェを作って行きます。
使われる柑橘類の数は全部で75万個ほど。重さにすると120トン。かなりの量ですね。
出来上がったものを見てみると、魚、くらげ、クジラ、タコ・・・そして、ノーチラス号。
今年のテーマは、フランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」。
これは見応えがありますね。
後は、コート・ダジュールの青い空と太陽が顔を出すのを願うのみです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、妻がレモン・タルトを作ってくれたので、私は皿洗いを買って出ることにした。懸命にお皿を洗ったのにレモンの匂いがなかなか取れない。洗っても洗ってもレモンの匂いがする。そこへ妻がやって来て笑いながら言った。『それって、洗剤の匂いよ』」
VDM (Vie de merde)より
そうですね、ついこの間この話題を見たような気がするのですが、もう一年たったのですね。フランス人でもないのに、この話題を見ると春を感じるようになっちゃいました(^^ゞ
by opas10 (2014-02-15 14:24)
opas10さん
また来たんですよ、この季節が。早いですねえ〜。ブログを続けているとなんとなくフランスの一年のサイクルに(特にTF1の番組構成に)順応して来ます。^^
by carotte (2014-02-16 14:53)
結構田舎っぱい飾りつけだと聞きましたが、毎年テーマが変わるんですね。レモンやオレンジで作るというのはさすがに南仏らしい感じがします。
by yuzuhane (2014-02-18 18:24)
yuzuhaneさん
はい、毎年テーマが変わるそうですよ。お祭りとなると少しやぼったい装飾になってしまうのかもしれませんね。黄色とオレンジでぱっと明るくなるせいか、気温まで上がる感じがします。
by carotte (2014-02-19 14:14)