食の愛好協会2 その2 [フランスのグルメ]
シリーズの二回目は、ノルマンディ地方のチーズ、カマンベールです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年2月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カマンベールの色のようなマントを羽織り、カマンベールの歌を合唱するカマンベール愛好協会の皆樣方。
リンゴの発泡酒シードルで乾杯。テーブルには様々な農家で作られたカマンベールが並びます。
いずれもEU認定のAOPのラベル付きです。
「これぞ本物のカマンベールです。田舎の豊かな味わいがあります」と会長さん。
そもそも「カマンベール」とは村の名前。ここで生まれたチーズなのでそのまま村の名前が付けられました。
そして、19世紀にはナポレオン3世が推薦するほどのチーズになります。
「ここがカマンベールが生まれた場所です。1791年に、村に住むマリー・アレルという女性が作ったんです。今のカマンベールとは少し違っていましたが、生みの親は彼女です」と会長さん。
昔とあまり変わらないような田舎の風景に見えます。
ここから5キロほどのところにあるのがヴィムティエ村。
ここに愛好協会の本部があります。
そして、マリー・アレルに捧げられた博物館が完成したばかり。今年の4月にオープンすることになっています。
あの白い帽子をかぶった後ろ姿の方が マリー・アレル???
丸いカマンベールを1つ作るには、固めた牛乳が大さじ5杯必要とされています。牛乳にすると2.2ℓになるそうです。
「ラベルのついたカマンベールが本物のカマンベールです。そうでないものは、放牧した牛の乳を使っていません」
ヴィムティエ村からさらに150キロほど離れたところにあるチーズ店では、製造元の異なる様々なカマンベールを販売しています。どれも小さな農家で作られたものです。
「ノルマンディーのシンボルみたいなチーズです。一週間で50個ほど売れますよ」
このお店の名物がカマンベールチーズ・パイ。
中にとろりとしたカマンベールが入っているのでしょうか?美味しそうですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が私のことをチーズみたいだと言った。つまり、彼によると、私は個性が強いらしい」
VDM (Vie de merde)より
最後の場面でがぶりと咬むところ。ヨダレが出てきます。
ところで、カマンベールといえば、carotteさんのブログ右側広告欄に出ている、「ノルマンディで一番有名なグランドルジェ」。フランスのスーパーでよく探すのですが見かけたことがありません。一般には出回っていないものなのでしょうか?
by cycloo (2014-02-17 12:57)
cyclooさん
皆さん、これ見よがしに食べてましたね。本当に一切れ頂きたくなります。口に入れたときの感覚がよみがえって来そうです!
カマンベールの広告は木箱に入っているのがはっきり分かるものを選びました。(木箱に入れると保ちが良くなるとかで、木箱に入っているのがいいらしいです)同じフランドルジェでも箱のデザインがいろいろあるようですよ。ひょっとしたら量販店では売っていないのかもしれません。
by carotte (2014-02-18 00:30)
これまた皆さんいい感じにマニアックですね~(笑)。カマンベール村は、ハーフティンバーの家が立ち並び、昔のままの風景が残っていて、いかにも由緒ある佇まいです。最後に店頭に並べていたカマンベールチーズパイ、とても興味があります!!
by opas10 (2014-02-23 13:46)
opas10さん
カマンベールチーズバイ、気になりますよねえ〜^^
カマンベール村はなかなか風情のある村でした。チーズができた場所としてはなかなかいいですね。皆さん美味しそうに食べてましたが、シードルと一緒に食べているのがちょっと意外でした。
by carotte (2014-02-27 16:03)