食の愛好協会2 その4 [フランスのグルメ]
シリーズの四回目は、バイヨンヌ産生ハムです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
鮮やかな赤いマントに身を包んだ愛好協会の方々。
こちらも歌を歌ってました。生ハムの歌です。
マントと歌は愛好協会の必須アイテムのようです。
テーブルの上にはバイヨンヌの生ハム。少しずつスライスしてこれから皆さんで試食です。
「美味しい生ハムは、サイズにもよりますが、14ヶ月、16ヶ月、18ヶ月、24ヶ月かけて熟成させたのがいいです」と会員の方。
この生ハム、口に入れるととろけるそうです。食べてみたいですねえ〜。
次は場所をレストランに移してお食事会です。
「バイヨンヌの生ハムは私たちそのものであり、私たちの文化なんです。ここバスク地方では様々な料理に使われます」とレストランの方。
さて、夜になり愛好協会の皆さんが向かっているのは、城塞の中に作られたかつての火薬庫。ここが協会の本部です。
「当愛好協会が出来たのは、1964年12月30日です。バイヨンヌの生ハムを守るために作られました」と事務局長さん。
「スペインにもイタリアにも生ハムがあります。競争することでバイヨンヌの生ハムはどんどん美味しくなっています」と協会の会計係の方。よく見るとネクタイまで赤でした。
それはさておき、ここは24軒の農家が共同で運営している生ハム製造所。
まずはこうして塩をする作業から始まります。塩はこの地方で取れた塩を使います。
こうして10日間ほど置いたら塩をきれいに取り除きコショウをふり、ヒモで結わけて天井から吊るし、このまま二ヶ月ほど熟成させます。
一年間の生産量は140万個。養豚農家は1700軒ほど。
りっぱな体格の豚君たち。これがあの美味しい生ハムになるのですよね。
愛好協会の次回の集まりは、7月に開催されるバイヨンヌ祭りの時だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が言った。『君は生ハムの一切れと同じだね。薄いけど、回りにはたっぷりの脂肪』」
VDM (Vie de merde)より
今回の特集に出てくる愛好会は、どこも揃いのマントと歌がワンセットになってますね!今回ついに秘密結社の本部が出てきましたが、やっていることは平和なのに外から見ると本当に怪しい(笑)。豚君たち、ああやって放牧されてノビノビと育つからおいしい生ハムができるんでしょうね。
by opas10 (2014-02-23 14:07)
opas10さん
どうも歌は必須みたいです。歌があるとなんとなく団結力がアピールできそうですね。この愛好協会というのは面白い組織です。日本にはこんな組織ないですね。個人的にはこれからも目が離せません。
by carotte (2014-02-27 20:48)