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ロワールのお城 その1 [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]

 フランス中央部を流れるロワール川。中央山岳地帯を源泉とし、最後はナントで大西洋に注ぎ込んでいます。


 その川に沿ってたくさんのお城があり、城巡りの観光でもよく知られています。


 そこで、今日から5回のシリーズで、このロワールのお城を訪ねます。


 第一回目の今日は、ブリサック・カンセ(Brissac-Quincé)にあるブリサック城を訪ねます(下記地図の青印)


 ブリサック城は500年も前から同じ一族が所有しており、今でも住まいとして使われています。

Paris_BrissacQ.jpg

より大きな地図で ロワールのお城 を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年2月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 重厚な作りのブリサック城。塔の高さは50メートルあります。


 階段をのぼって塔のてっぺんへと上がって行った方が現在の城主であり、13代目のブリサック公爵にあたるシャルル=アンドレさんです。


 「先日の嵐で少々やられましてね。でも、このお城は、年齢のわりには元気なお年寄りみたいな感じなんですよ」


 塔の下から上を見上げると、シャルル=アンドレさんが小さく見えます。


 改めて大きな城だということがよく分かります。


 お城は11世紀に建てられ、17世紀までに改修や増築などが加えられ今の姿になっています。


 ファサードは17世紀になって付け加えられたもの。確かに、ちょっとバロック風です。


 13代目は、奥さまとお子さんと一緒にここで暮らしています。


 部屋の数は200室。そのうち住まいとして使われているのはほんの数室だけ。


 とは言うものの、これだけの規模ですからそれなりの居住面積です。


 「風が吹いたりするとちょっとミステリアスです」とお嬢さんのアナベルちゃん。


 「豪華な住まいですが、維持は大変です」と奥さま。


 確かに維持するのは並大抵のことではないですね。手間も費用もかかります。


 それでも、13代目は電気のことには詳しいらしく、自分で修理するそうです。


 そして、お城にはブドウ園があり赤とロゼワインを作っています。


 AOC付きで“Château de Brissac”の名前で販売されています。


 




******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、私の25回目の誕生日。夫婦でディズニーランドで遊んで、レストランで食事をして・・・のはずだったのが、インフルエンザで夫がダウン。結局私はお城で遊ぶ代わりに、家の雑用に追われてすごしてしまった。これぞまさにシンデレラ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

居室200室とは!!ホテルをやっても、それなりの規模です!お城の中だけでなく外側や庭もあるでしょうから、維持管理はさぞ大変でしょうね。資産を持つというのも苦労が多いようで。
by opas10 (2014-03-09 17:40) 

carotte

opas10さん
どうも宿泊できるお部屋もあるようです。それにセミナーの会場として貸し出したりもしているようです。これだけの規模ですから、使わないと逆に傷んでしまいますよね。資産もほどほどというのが良いんでしょうかねえ~。
by carotte (2014-03-11 15:47) 

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