星一つです! [ローヌ=アルプ地方]
フランスでは、一昨日と昨日にかけて、23日の日曜日に行われた市・町・村長選挙の第一回目の投票についてのニュースが大半を占めていました。
棄権した人の数が例年より多かったようです。10人中6人が棄権したという地域もありました。
そのためなのか、それとも別の理由でなのか、与党である社会党の得票があまり伸びず、右派へ票が集まったようです。
30日の二回目の投票が終われば最終結果がわかることになります。(フランスの選挙はだいたい2回投票日があります。一回目の投票で過半数を得票してしまえば当選となりますが、過半数がいない場合は二回目で決選投票となります)。
さて、3月も間もなく終わろうとしていますが、2月末に出版されたミシュランガイドの2014年版。
注目を集めるのがレストランの星の数。星を維持できたお店もあれば失くしてしまったお店もあります。
そして、思いがけず星を獲得してしまったお店もあります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年3月25日に放送)(▸をクリックしても映像が見られない方はウィンドウの下にある文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ニースから少し内陸に入った、人口200人ほどの小さな村ルール(Roure)。
この村にあるオーベルジュLe Roburがミシュランの星一つを獲得しました。
住民もシェフも突然のことで驚いたとか。
厨房で料理を作っているのがシェフのクリストフさん。若いですね。
なんか面白そうなものを作っているようですが、あのクシの先のふわっとしたものはなんなんでしょう?
クリストフさん、5年前にここでオーベルジュを始めたそうです。
「スポーツと同じで、オリンピックでメダルを獲得するみたいなものです」
星を獲得してからお客さまの数は20〜30%増。ビフォー・アフターではいろいろ変わるでしょう。
しかし、パンは変わらず村のパン屋さんから調達しています。
年季の入った石釜からこんがり焼けたパンが出てきました。
厨房ではシェフが孤軍奮闘です。助手らしき人の姿はありません。一人で全部を作るようです。
「星を獲得するために特別高級な食材を使ったりしているわけじゃありませんよ」とシェフ。
「美味しいですよ。ジャガイモを食べているんだということを忘れてしまいそうです。リゾットも驚きのお味でした」と女性客。
「星付きのレストランは初めてですが、お値段がそれほど高くないのがいいですね」と別の女性客。
因に定食は29ユーロと30ユーロの二種類があるようです。宿泊のお部屋の方は一泊76ユーロ(部屋単位の値段)。
もちろん食事付きのプランもあって、一人77ユーロ〜125ユーロ。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、4歳になる弟に宇宙の歴史について話した。流れ星に惑星・・・。小一時間ほど話したところで弟が言った。『木星って、どの国にあるんだっけ?』」
VDM (Vie de merde)より
クリストフさん、まさに孤軍奮闘!でもどこか楽しそうに見えます。ミシュランは星ひとつで大騒ぎですが、どこかのテレビ番組の巨匠は、「星一つです」だと打ちひしがれています。ちなみに去年の秋にその番組に堀北真希ちゃんが出た際には、シュークリームの生地が真っ黒焦げで無星でした(笑)。
by opas10 (2014-03-31 23:37)
opas10さん
最近、あの番組みてませんが、そんな大胆な大失敗もあるんですね。考えてみればこれも長寿番組ですね。よく続いてます。
クリストフさんは「料理バカ」と言ってもいいくらいに料理が好きなんでしょうね。全部を一人でやれて楽しいのかもしれません。
by carotte (2014-04-03 19:00)