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サクラの実 [フランシュ=コンテ地方]

 風邪で寝込んでいる間に桜が咲き始め、あっという間に満開。


 やっと落ち着いて花の咲き具合を眺めていたらこの雨です。


 この時期、お天気が不安定で、きれいに咲いた桜もたいてい風か雨にやられてしまいます。致し方ございません。


 さて、フランス北東部の町フジュロル。


 ここの桜も満開を迎えています。その数35,000本を下らないとか。


 ある果樹園を訪ねてみましょう。


Paris_Fougerolles.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2014年4月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 ここはオリヴィエさんの果樹園。


 「ちょうど一週間くらい前から花が咲き始めました。この一週間はお天気に恵まれましたが、今晩から土曜日にかけては少しくずれるそうです」とオリヴィエさん。


 ここの桜は実のなる桜です。しかもAOCのラベル付き。


 きっと美味しいサクランボができるのでしょう。


 そのためには、まずは花が咲いたら受粉させなくてはなりません。


 受粉にはミツバチを使います。こうやっておけば、ミツバチが勝手に動き回って受粉させてくれます。


 今年は受粉にはもってこいのコンディションだそうです。お天気がいいからでしょうか?


 オリヴィエさん、今度は大きな鍋のある作業場に案内してくれました。


 実は、果樹園で収穫されたサクランボは、ここでキルシュと呼ばれる蒸留酒に生まれかわるのです。


 フジュロルのキルシュもまたAOC付きだそうです。


 最後は、果樹園をお散歩中の皆さんが「サクランボの実る頃」を歌って締めでした。



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、花を持って彼の家に行った。呼び鈴を鳴らすとドアが開き、彼が花束を受取り、ドアを閉めた。私を中に入れてくれないの?」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 6

cycloo

サクランボの耳飾りに、タンポポの冠。遠い日の幼い恋。
白い桜の花とキルシュに酔って、そんな夢を見ました。
by cycloo (2014-04-05 14:16) 

yuzuhane

フランスの桜は日本のものと種類が違うと聞きましたが、見た目はそう変わらないですね。サクランボはキルシュなどに役立つのですね。
by yuzuhane (2014-04-05 23:11) 

carotte

cyclooさん
すてきな夢でしたね!
キルシュ、サクランボの香りがするんでしょうか?飲んだことがないので一度飲んでみたいと思っています。
by carotte (2014-04-06 21:26) 

carotte

yuzuhaneさん
ぱっと見た感じでは日本もフランスも同じに見えますね。
ここのサクランボはキルシュを作るために使われるようですよ。この町の名産品だそうです。
by carotte (2014-04-07 00:12) 

opas10

桜の花は、日本もフランスもそれほど変わらないようですね。蒸留酒を作る圧力鍋の大きさには驚きです!!
by opas10 (2014-04-13 21:35) 

carotte

opas10さん
桜はどの国も同じですね。同じように春になると一斉に開花するのですが、日本ほどの騒ぎにはならないのが不思議です。果樹の一つという認識だけなのかもしれません。
by carotte (2014-04-17 12:29) 

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