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フランスの最も美しい村2 その1 [ポワトゥー=シャラント地方]

 今日から5つの「フランスの最も美しい村」を、5回のシリーズで訪ねます。


 第一回目の今日は、フランス中西部にある、人口400人足らずの村アングル=シュル=ラングラン(Angles-sur-l’Anglin)(下記地図の青印)。

Paris_AnglesurlAnglin.jpg

より大きな地図で フランスで最も美しい村2 を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年4月14日に放送)(をクリックしても画像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 村はアングラン川沿いにあります。


 年間15万人の観光客がやってくるという村も、復活祭の休暇前はまだ静かです。


 とんがり屋根の時計台は、サン=マルタン教会の鐘楼。


 丘の上に建つ教会の佇まいは絵になります。


 村が「フランスで最も美しい村」に仲間入りしたのが1982年のことでした。


 「中世からのものがいくつか残っています。教会や半分くずれかけたお城、古い通りや建物など、他にはないものがウチの村にはあります」と観光案内所でボランティアをやっているミッシェルさん。


 この村にやってきた人は、必ずもう一度またやって来るとか。


 ミッシェルさんもその一人。パリで電子工学者として働いていたミッシェルさん。この村を再訪しただけでなく、この村の女性とめでたく結婚したのだそうです。


 現在は引退してこの村で暮らしています。


 村が繁栄したのは19世紀末のこと。人口は今の約4倍以上で1,800人ほどだったそうです。


 女性たちはレースを作って生活の糧にしていました。その時の技術は今でもこうして村に伝えられています。


 豪華客船クインエリザベス号やノルマンディー号には、この村で作られたレースが備えられているそうです。


 村には有史以前に人類がここで暮らしていた痕跡が残っています。


 1950年、断崖絶壁のふもとにクロマニョン人がいた洞窟が発見されました。現在は保存のために柵がもうけられ中に入ることはできませんが、これの複製を見学することができます。


 洞窟の壁面には動物や人間の姿が彫られているそうです。


 川の上にかかるアーチ型の橋、丘の上の城跡、中世の趣を残す建物など、「フランスで最も美しい村」の称号にふさわしい村でした。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、私の彼が素敵なレース飾りの付いた編みひも付きのコルセットをプレゼントしてくれた。とってもセクシーで気に入っているんだけど、問題は脱ぐのに時間がかかること。やっと脱いでこれからって時に、カレはいびきをかいて寝てしまってました」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 4

yuzuhane

冒頭の画像が素敵でした。とんがり屋根と仮名の流れが風情ありますね。再訪して村の方と結婚ですか。わかる気がします。いいところですね。
by yuzuhane (2014-04-18 15:04) 

carotte

yuzuhaneさん
川があると全体が落ち着いた感じになって美しいですね。
こんなに美しいところだったら人生の伴侶もみつかりそうな・・。
by carotte (2014-04-19 16:12) 

opas10

崩れかけたお城が歴史を感じさせてくれます。復元するのもよいですが、無理に直さなくても、かつての姿をそのまま感じられてよいかもしれません。
by opas10 (2014-04-26 22:22) 

carotte

opas10さん
崩れかけてはいるものの、お城だと分かるくらいで止めておくのが、風情も歴史の重みもあっていいのかもしれませんね。
by carotte (2014-04-29 15:40) 

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