フランスの最も美しい村2 その3 [フランシュ=コンテ地方]
シリーズの三回目は、スイスと国境を接するドゥー県の小さな村ロ(Lods)を訪ねます。(下記地図の緑印)。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年4月16日に放送)(▸をクリックしても画像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)
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村を包むせせらぎの音。流れているのはルー川。
この川沿いに8キロほど北西へ行くと、画家クールベの故郷オルナンがあります。
人口230人のロ村にもクールベが描いた絵と同じような風景が広がっています。
村の泉に集まって写生にいそしむ女性グループ。
「この村には個性があります。歩いていると興味を引かれる路地があちこちにありますよ」
「私はこの村で生まれましたが、他の土地を旅するのが好きでした。でも、ここに戻ってくるのはいつも楽しかったですよ」
皆さん、絵の腕前はなかなかのようです。
かつて村ではワイン作りが盛んでしたが、19世紀にはワイン農家が姿を消してしまいました。
建物にはワイン作りが盛んだったころの名残が刻まれていました。
この古い立派な建物はエレーヌさんのお宅です。
エレーヌさんの父親がこの村を気に入り、廃墟と化していたこの建物を1977年に購入し、住めるように修復したのだそうです。
ファサードを見ただけでも、いろいろ手が加えられたのがよく分かります。
中に入って天井を見上げると1635という文字が・・・。恐らく、この建物が造られた年号でしょう。
「静かで、のんびりできる家ですよ」とエレーヌさん。
寝室の窓からは川のせせらぎが聞こえてきます。小鳥も一緒に耳をすませているよう。
そして川では釣りを楽しむ人たちがいました。
「川の流れる音や鳥のさえずりを聞きながら釣りをしていると、いい気分ですよ」と釣り人。
年間通して観光客の絶えない村では、お客さまをがっかりさせないように定期的に庭の手入れをしています。
「ここは人目につきやすいところですからね、放っておくわけにはいかないんですよ。それに庭が荒れていたら私が怠けてるってすぐに分かってしまいます(笑)」とブリジットさん。
そしてウォーキングにいそしむカップルもいます。
「上ったり下りたりの激しいところですから運動になりますよ」
こんなキレイな場所で休憩のティータイムなんていいですねえ〜。
バスで大勢の観光客が押し掛ける観光地とは違った魅力のある小さな村でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、好きな男の子のためにクレープを作った。私の気持ちを分かってもらおうとクレープの上にチョコでハートを描いて渡した。すると彼が言った。『もっとたくさんチョコをのせてくれたら良かったのに』」
VDM (Vie de merde)より
フランスにはまだまだこうした知らない素敵な小さな村があるんですね。いい雰囲気の噴水の前で絵を描いたり、あんな緑が美しいせせらぎで釣りをしたりして暮らしたら人生観が変わりそうです。人口230人というのもみなと知り合いになれそうな感じですよね。
by yuzuhane (2014-04-21 20:57)
yuzuhaneさん
バカンスシーズンはこの村も観光客でにぎわうのでしょうが、静かでのんびりした村の生活は変わらないようですね。都会生活に慣れきってしまった私などは、このような村にいったら確実に人生観変わりそうです。
by carotte (2014-04-23 16:43)
水彩画は、素人離れした腕前ですね。自然の中の優雅なティータイムは、シルバーエージならでは。あの5人がこの境地に達するには、あと50年くらいかかりそうです。
by opas10 (2014-04-27 20:53)
opas10さん
ちょっとたかをくくっていたら、みごとな水彩画でした。^^;
こんなことができるなんて、引退後しかないですね。それとも、自分の生き方を少し工夫すると、違った時間の流れ方があるのでしょうか?
by carotte (2014-04-29 15:46)