天然の牧場へ [トピックニュース]
夜以外なら、上着も必要ないくらいの気候になってきました。
冬物は押入れの奥深くにしまってももう大丈夫のようです。
さて、冬の間、山を下りていた牛たちが、新鮮な牧草を求めてまた山に戻ることになりました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス・アルプスにあるアラヴィス山岳地帯。
牛と人間が仲良く山道を歩いて行きます。
遠くに雪をかぶった山々が見えます。目的地までは約2時間半。人間にとっても牛に取っても忍耐の道のりです。
大きな鈴をつけて牛もおめかしです。そして、新鮮な牧草が食べられるとあって少々興奮気味だとか。
この日は、牧場の関係者のほかに観光客も一緒に歩いていました。
「参加するのは初めてなんですが、気持ちいいですね」と家族を引き連れてやってきたお父さん。
「牛って、結構歩くのが早い」とそのお嬢さん。
のんびり歩いているように見えて、牛はわりに早足のようです。皆さん、息を切らせて歩いています。
それにしても、牛と一緒にアルプスの山道を歩くのはどんな気分なんでしょう?
「人間と牛が一緒に歩くのは気持ちのいいものですよ」と女性。
橋の上を整然と歩いていく牛の群れ。確かに早足です。
通り道の途中には飲み物を出してくれる休憩所もあります。ちょっと一休みしたらまた出発です。
人間が休憩している間に牛は脇目も振らずに前進していました。
こうしてやっと天然の牧場に到着です。
牛たちのためにピエールさんが手に入れた牧場です。
大きなお鍋で作られているのがタルティフレット。
このサヴォワ地方名産のチーズ、ルブロションと、玉ねぎとジャガイモで作るお料理です。
最後は歌とお料理で、恒例の山登りが無事に終わったことをお祝いします。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫の家族と一緒にクリスマスをすごした。彼のお母さんは、お客さんにその人のイメージでぬいぐるみを作ってプレゼントするのが趣味。で、私は、雌牛をもらった」
VDM (Vie de merde)より
幅の広いチロリアンテープみたいなものに大きな鈴をつけて確かに牛君おめかしですね。あの鈴の音がきれいな景色の中響くのもまたいい感じです。最後の料理たぶん、アヌシーで食べたと思いますが、外であのお鍋で歩いた後に食べたらきっとどんなにかおいしいでしょうね。
by yuzuhane (2014-05-13 10:17)
先日アンデス地方の特番を見ましたが、山岳地帯の暮らしは
大変とは思いますが、どこか気持ちがのんびり出来そうな気がします。
by くーぺ (2014-05-13 23:13)
yuzuhaneさん
牛を引き連れて山に上るのは一大イベントですね。オーベルニュ地方ではもっと派手に牛に飾り付けをするようですよ。タルティフレットはブログを始てから初めて知った料理です。まだ食べたことがないのでぜひとも機会があったら食べなくてはと思っています。
by carotte (2014-05-14 11:14)
くーぺさん
牛と一緒に山を歩くなんていうのは山岳地帯でないと味わえないですね。都会暮らしに毒されてしまった身としては、自然や動物たちと一緒の暮らしもいいなと思ってしまいました。
by carotte (2014-05-14 11:20)
これはまたユニークなツアー!牛たちが大人しくスタスタと進んでいく様子はちょっとユーモラスです。それにしても一直線に目的地に向かうあたり、本能なのでしょうか。
by opas10 (2014-05-17 23:52)
opas10さん
毎年に移動なので牛たちも慣れてしまっているのかもしれません。まっしぐらに歩いてましたねえ。やはりその先には美味しい牧草が待っているというのを知っているのかもしれません。
by carotte (2014-05-21 15:49)