フランス伝統の料理 その1 [フランスのグルメ]
昨日は暑かったですね。一日、半袖ですごしました。
今年の夏はどうなるのかと思っていたら、エルニーニョで冷夏の可能性があるとか。
あまり暑いのも困りますが、涼しすぎるのも考えものです。
さて、今日から5回のシリーズでフランス伝統の料理を紹介します。
第一回目の今日は、カエルの料理。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずは食材のカエルを求めて市場に・・・ではなく、養殖所へ向かいます。
ビニールハウスのような建物がその養殖所。ここはフランスでも一番のカエルの養殖所だそうです。
鳴き声がすごいですね。白いボックスの中をのぞいてみると、いました、たくさんのカエルが!
こんなもの、よく食べる気になったもんです。
主にもも肉が食用ですが、フランスでは年間で4,000トン食べられているそうです。
カエルは生まれてから成長するまでが早いそうです。
週に80万個の卵が生まれ、その半分がおたまじゃくしになり3ヶ月ほどすると足が伸びてカエルに成長します。
そして、エサをたっぷりあたえ育てます。
「だいたい50gくらいになるまでエサを与え続けます。そのくらいがちょうど食べごろのサイズなんです」とパトリスさん。
サイズごとに分けて、23℃の水温で育てるそうです。
「小さいのと大きいのを同じ水槽に入れておくわけには行かないんです。共食いしますからね」
よって、常に水槽を見張っていなくてはならないそうです。なかなか大変な仕事ですね。
食べごろに育ったカエルは網の袋に入れられ、冷蔵保存され、そのままレストランに納品されます。
ここは、4世代に渡ってカエルを料理してきたレストランChristophe Margun。
いよいよ厨房で料理が始まります。カエルはすでに食材に変身してました。
小麦粉をまぶしたカエルをバターでソテーするだけのシンプルな料理です。
「美味しく作るために大事なのはバターをケチってはいけないことです。たっぷり使いましょう」とシェフ。
少し焦げ始めたバターの中にカエルを投入。火が通り始めたところで塩をふり、焼き上がったら最後にパセリを散らします。調理時間はわずかに5分。
出来上がった料理をみるとなんだか美味しそうに見えます。
ラビオリ風にして食べるカエル料理もあります。
「ほぼ魚と同じで、様々な味が楽しめます」と男性客。
「カエルを食べると聞いてイギリス人がびっくりしますが、一度食べてみれば変わりますよ」とシェフ。
レストランの棚には、そのイギリス人がカエルをごちそうになったお礼に置いて行ったカエルの置物が並んでいました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、6歳になる姪っ子が、水を入れた鍋を火のついたコンロの上に置くと、水槽の中から私のカエルを取り出し、鍋の中に入れると言った。「こうしておけば、暖かいわ」カエルはかろうじて鍋から逃げ出したが、ぐったりしていた・・・」
VDM (Vie de merde)より
ちょっと気持ち悪いくらいいっぱいいましたね。出荷されるサイズがあまり大きくないんだなとも思いました。カエルは食べたことないですが、ハトはあります。、娘が家庭料理でウサギをごちそうになったといっていましたが、なんと歯も入って煮込むとか。形のまま売ってるそうですが…よく料理できるな・と。カエルも店で売ってるんでしょう
か。いずれにしても料理はできそうもないです。レストランだけで食べるんですかね。
by yuzuhane (2014-05-15 08:41)
yuzuhaneさん
うじゃうじゃいましたねえ〜。どれもわりに小ぶりでした。あの作り方を見ていると、キレイに始末してあるカエルだったら、ウチでも作れそうですが、お店で売っているところは見たことがありませんね。やはりレストランなどのお店で食べるものなのかもしれません。ウサギは私も食べたことがありますが、さすがに歯は入ってませんでした ^^
by carotte (2014-05-17 10:59)
以前にもコメントしたことがあったかもしれませんが、中華料理のカエルの足は食べたことがあります。淡泊で上品な味だったので、バターでソテーも美味しそうです。とはいえ、カエルの下ごしらえはちょっと・・・・ですね~
by opas10 (2014-05-18 00:08)
opas10さん
昔、カエルの解剖なんていうのがありましたが、下ごしらえはあまりやりたくないですし見たくもないですね。しかし、お料理になって出てきたら、それほど抵抗なく食べられそうな気がします。
by carotte (2014-05-21 15:52)