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フランス伝統の料理 その2 [フランスのグルメ]

 シリーズの二回目は、ピエ・パケ(pieds paquets)と呼ばれるお料理。


 いったいどんな料理なんでしょう?

Paris_AixenPro.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 こちらの向かって走ってくる一台の小型トラック。


 運ばれてきたのは、子羊の足。


 白衣に着替えてこれから調理が始まります。作るのはピエ・パケ。


 塊の豚バラ肉を一口大に切ります。そして、ニンニクとパセリを刻み、肉と合わせます。


 次に登場したのが、羊のミノ。つまり胃袋です。


 これを適当なサイズに切り分けたら、一カ所に穴を開けます。


 ここに、先ほどのバラ肉を入れ包み込みます。穴を上手く利用して開かないようにしっかり止めます。


 パケはフランス語でパッケージの意味。お肉を包み込むからパケです。


 因にピエは“足”という意味。


 パケができたら、子羊の足と一緒に大鍋に移し、たっぷりの水を注ぎます。


 そこにトマトとハーブと白ワインを投入。塩コショウしたら8〜9時間かけて煮込みます。


 この料理、1880年にマルセイユの料理人ルイ・ジヌヴェが考案したそうです。


 それ以来、プロヴァンス地方でよく食べられる名物料理になりました。毎週1トンものパケが作られるそうです。


 翌朝、エクス=アン=プロヴァンスの市場では、ピエ・パケが店頭に並んでいました。売れ行きは上々のようです。


 お店が一段落した頃、ジェラールさん、お店仲間に声をかけます。


 そして、皆で腹ごしらえ。おかずはもちろんピエ・パケ。


 「6時頃から仕事をしてるから9時くらいにはお腹空くんだよ」


 どうやら蒸かしたジャガイモを付け合わせにするらしい。つぶしてソースと混ぜ合わせながら食べると美味しいそうです。


 臓物を使った料理は癖があるのでちょっと気になりますが、これはどんなお味なのか一度食べてみたいところです。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、妹が私の机の上にポテトチップスのパッケージを置いた。そこで私は言った。『ありがとう。でも、私、今、ダイエット中だから』すると妹が意地悪そうな目つきで言った。『知ってる』」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

フランス風モツ煮込み!!これは赤ワインにぴったりでしょうね~、バゲットを浸して食べたくなります。
by opas10 (2014-05-18 00:16) 

carotte

opas10さん
美味しそうなソースで煮込まれてましたね。これだけ長時間煮込むとパケもとろっとした感じで柔らかくなってるはずです。ちょっと食べてみたいです。
by carotte (2014-05-21 16:03) 

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