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フランス伝統の料理 その3 [フランスのグルメ]

 シリーズの三回目は、カタツムリ。フランス語でエスカルゴです。


 本日は、幼稚園の子どもたちと一緒にエスカルゴの養殖所を訪ねます。

Paris_Vernot.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 「背中に、おウチを背負った、小さなカタツムリさん〜」


 カタツムリの歌を歌いながらやってきた園児たち。


 これが日本なら「で~んでんむしむし、カ~タツムリ~」となるところです。


 早速、養殖所へ入ってカタツムリを見てみましょう。


 中に入っても、どこにもその姿が見えませんが、板をひっくり返すと・・・いました。


 「こんなところにいたなんて、いたずらっ子だねえ~」と子供たち。


 カタツムリの生育には水が欠かせません。一日に数回、こうして水まきをします。


 「湿気が必要なんです。湿り気がないとカタツムリは殻に閉じこもることになり、エサを食べてくれません。そうなると成長してくれないのです」と養殖者のフレデリックさん。


 自宅の地下室には産卵室があります。ここにはなんと7000匹のエスカルゴがいるそうです。


 このエスカルゴたち、卵を産み終わるのに30時間もかかるそうです。因に、エスカルゴは雌雄同体。


 ブルゴーニュ地方のエスカルゴは1979年から保護種に指定されています。


 ここで飼育されているのは、それとは別種のエスカルゴで、養殖に適しているそうです。


 「生まれた卵のうち、育ってくれるのは半分ほどです」とフレデリックさん。


 「エスカルゴって食べられるって知ってる?」と取材班。


 「知ってる」と女の子。


 食べごろのエスカルゴは、まずは沸騰したお湯で10分間ほど茹でます。


 その間に詰め物を用意します。


 材料は、バター、パセリ、ニンニク、エシャロット、塩・こしょう。これをまぜあわせてペースト状にします。


 一方、茹であがったエスカルゴは、身を取り出し内蔵を取ったら、野菜と一緒にさらに2時間茹でてから殻に戻します。


 その上から殻にフタをするように、さきほどのペーストを詰めます。これに火を通したら出来上がりです。


 さあ、子どもたちの試食タイム。


 恐る恐る食べる子も入れば、ソースまでなめてしまう子もいました。


 巻貝を食べるのと同じと思えば、カタツムリを食べても不思議ではありませんね。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、息子が庭で遊んでいてカタツムリを捕まえてきた。私が、カタツムリにはばい菌がいっぱい付いていてあまりきれいじゃないと言うと、息子はカタツムリを消毒薬で拭いてしまった」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

確かに、巻貝を食べるのと一緒ですね。下ごしらえの様子も巻貝そのものでしたし!
by opas10 (2014-05-18 00:25) 

carotte

opas10さん
海にいるのと陸にいるのの違いくらいで、巻貝と全く同じですね。実際、あのこりこりした感じは巻貝そのものです。
by carotte (2014-05-21 16:06) 

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