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欧州議会本会議場 [ベルギー]

 フランスは昨日の日曜日が母の日でした。


 女性が初めて母親になる年齢、つまり第一子を生む年齢は平均で28.1才。


 60年代に比べると4才ほど遅くなっているとか。因に日本の場合は30.1才(2012年発表)。


 出産年齢が遅くなっているのは、やはり仕事を持つ女性が増えたからでしょうか?


 フランスでは父親が子供にさく時間は平均44分。母親はその三倍の1時間33分。だいぶ差があります。


 そして、出産後に仕事を一時的に中断するのは母親が55%、父親が12%となっているそうです。なかなか平等にとはいかないようです。


 さて、本日の話題は、昨日、投票が始まった欧州議会選挙にちなんで、ブルッセルにある欧州議会本会議場です。


 一体どんなところなんでしょう。France 2の取材班と一緒に中を訪ねてみます。 

Belguium_Bruxelles.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年5月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 入り口を入って大きなオブジェのある階段を上がると、会議場があります。


 会議場はフランスのストラスブールにもありますが、大体同じような作りだそうです。


 議員の座る席は、右派が右側、左派が左側。


 そう言えば、以前、フランスの議事堂を紹介した時も同じように右派が右、左派が左でした。


 欧州議会議員の任期は5年です。席に番号がついていましたが、5年間この番号を使うことになるそうです。


 この会議場で様々な決定がなされます。決定は議員の挙手で行われる場合と、投票で行われる場合があります。


 各議員の席には投票装置が設置されており、まずIDカードを挿入し、賛成、反対、棄権の3つのボタンの一つを選びます。


 今や加盟国は28ヶ国という欧州連合。会議場では様々な言語が飛び交います。


 そこで欠かせないのが通訳の声が聞こえて来るヘッドフォーン。


 通訳専用の部屋も完備され、24カ国語に通訳されているそうです。


 会議場に隣接して議員会館があります。議員の事務室をのぞいてみましょう。


 まず秘書室が2部屋から3部屋あります。議員室はその奥。


 広さは約25㎡。夜の会議に備えて簡易ベッドが置いてあります。さらに、洗面台やシャワー室もついています。


 そして、建物全体が一つの町のようになっています。


 メインの通路には旅行代理店、書店、美容院などが軒を連ねています。


 壁には何カ国語にも書かれた「欧州議会」のプレートが設置されていました。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、母がタンスの中をほじくりかえしているのを見てびっくりした。赤い顔をして母が言った。『母の日のプレゼントが隠してあるんじゃないかと思ったのよ』」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

欧州は、言語の多様性もハンパなく多いので、同通ブースもあれだけたくさん必要なのですね。映像を見る限り、仕切りが途中で切れているようなのですが、隣の音声が入ってきて邪魔じゃないのかなと心配になりました。
by opas10 (2014-06-01 23:25) 

carotte

opas10さん
同じ大陸でこれだけ言語が異なってるというのはなんとなく不思議な気がします。人間というのはコミュニティーを作るのに限界みたいなのがあるのかもしれません。同時通訳は、完全に隣りの声が聞こえてますよね。ただ、恐らくヘッドフォンをつけてますから、それほどでもないのかもしれません。それに集中力みたいなものも並じゃないでしょうし。
by carotte (2014-06-05 15:28) 

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