パリの豪華プール [パリ]
5年に一度の欧州議会選挙。フランスの投票の結果は、右派の国民戦線（FN）の大勝利、左派で政権政党の社会党（PS）の大惨敗で幕を閉じました。
他国のこととは言え、ここまでになってしまうと、「社会党、しっかりせい！！」と言いたくなってしまいますが、長引く不況でフランス国民自体が右派化しているのかもしれません。
さて、本日は、パリの美しいプール“モリトール（Molitor）”のお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局France 3で2014年5月18日に放送）
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
モリトールは、パリ16区のブローニュの森にあります。
今月19日の月曜日、28ヶ月の修復工事を終えて、営業を再開しました。
モリトールが最初にオープンしたのは1929年のこと。
アメリカの有名な水泳選手を招待して盛大な式がとり行われたそうです。
屋根付きのプール、それを取り囲む３階建ての更衣室、そしてアールデコの装飾でよく知られていました。
1945年には、初めてビキニ姿の女性がプールサイドに登場したそうです。
そんな賑やかだったプールも1989年には営業を停止。
1990年には歴史的建造物として文化財に指定されましたが、建物は荒れ果てて行くばかり。
しかし、文化財になるほどの価値ある建造物だったようで、２年半前から修復が始まり、25年ぶりに再開したというわけです。
リニューアルしたプールには、客室124の５つ星ホテル、レストラン、バーが隣接しています。
建物の屋上からみたモリトール。もともと豪華客船をモデルに作られたそうです。
ホテルの客室の窓もアールデコ。おしゃれです。
「モリトールを設計したルシアン・ポレの図面を基に修復を行いました」と関係者の男性。
建物の外壁から天井の照明や窓に至まで、建設当時のもので再現してあるそうです。
このプール、パリ市が所有しています。
プールは２つあり、一つは屋根付き、一つは屋外にあり、水温は常に28℃に保たれ、一年中泳げるようになっているそうです。
しかし、泳げるのはホテルの宿泊客だけ。宿泊料金は平均で300ユーロ。
3,300ユーロの会費を払って会員になれば泳げるようですが、庶民にはちょっと手が出ませんね。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、小学校の授業中に生徒の一人が突然、私に尋ねた。『先生、プールに行ったんですか？』私がたじろいでいるのを見てその子が言った。『先生の目の回りにゴーグルの後がついてたんで・・・』ああ、私の目の回り・・・それは、隈」
VDM (Vie de merde)より
☆オッシャレーーー！
でも周囲から視線を感じて ちょっと恥ずかしいかも。。。
ベッドの枕がフカフカしていそうで あのベッドで寝たいです。。。
ちなみに眠たくなってきました。。。まだこんな時間なのにぃ！
by まき (2014-05-28 19:47)
まきさん
おしゃれな建物ですよねえ〜。ホテルのお部屋はなかなか居心地がよさそうでした。窓からはプールが見えて見晴らしもよさそうです。ただ、お値段がねえ〜、ちょっとお高い・・・。
by carotte (2014-05-29 15:18)
建物も家具もインテリアも、実に見事なアールデコです！そういえば、日本のアールデコ、庭園美術館もそろそろ再オープンするはずです（というかもうしているかもです）
by opas10 (2014-06-01 23:07)
opas10さん
ここはアールデコを絵に描いたみたいな施設ですね！
あっ、庭園美術館、そう言えばあれから２年になりますね。今、ネットでチェックしたら、リニューアルオープンは今年の秋だそうです。
by carotte (2014-06-05 15:32)