D-Day [ノルマンディー地方]
今週木曜日、学生など若い人たちの呼びかけで、フランスの各地で反国民戦線のデモが行われたそうです。
その時の様子に興味のある方は→こちら。
「国民戦線が多数党になるようなことがあってはならないです」と、ストラスブールにある欧州議会本会議場前で、デモに参加していた女子学生が言っていました。
学生とは言え、このようなデモがどんどん拡大して行くと大きな力を持つようになるのがフランスです。
さて、来週の金曜日6月6日は、D-Day、あのノルマンディー上陸作戦の記念日です。
今年でちょうど70周年を迎えますが、この上陸地点となっていた海岸(下記地図の赤い線)を、ユネスコの世界遺産に登録しようという動きがあるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年5月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここがその海岸。
連合国側はここを5つの地点に分けて、ユタ・ビーチ、オマハ・ビーチ、ソード・ビーチ、ジュノー・ビーチ、ゴールド・ビーチというコードネームで呼んでいました。
フランスは、今年4月、この海岸全体をユネスコ世界遺産の登録候補として申請したそうです。
「フランスを解放するために亡くなった方々がおおぜいいらっしゃいます。感謝の気持ちを表すのは当然のことだと思いますよ」と男性。
海岸には激しい戦闘の跡が残されています。
カナダ軍が上陸したジュノー・ビーチには、当時の様子を物語る記念館が設けられています。
「当時の様子がよく分かるように展示されています。ここは関係者の人々がお金を出し合ってつくられた私立の記念館です。運営を続けて行くためには入場者が必要なんです」と記念館の方。
世界遺産に登録されれば、観光客が20〜30%増えると予想されています。
そうなれば、記念館だけではなく一般の小売店もその恩恵を受けることになりそうです。
現在、ユネスコでは、21ヶ国によって世界遺産にふさわしいかどうかが検討されており、結果が分かるまでにまだ1年半ほどかかるとのことです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、初めて僕の彼女の家族にあった。不思議なことに彼女の父親とはどこかで合ったような気がした。父親の仕事が機動隊員だと聞いて、思い出した。高校のときデモに参加して機動隊に腕を折られそうになった。その時の隊員が彼だったのだ」
VDM (Vie de merde)より
キャパが写したノルマンディ上陸の光景が忘れられません。
by orange (2014-06-02 21:24)
orangeさん
あのキャパが命がけで撮影したノルマンディ上陸作戦、ほとんどがダメになって数枚しか残ってないんですよね。貴重です。
by carotte (2014-06-05 15:48)
ノルマンディ上陸作戦は、映画で観ました。
その日と今日のノルマンディを写真でみれるサイトを見つけました。
http://www.ibtimes.co.uk/d-day-landing-sites-then-now-normandy-beaches-1944-70-years-later-1450286
by kazenotomo (2014-06-05 16:37)
kazenotomoさん
写真拝見しました。以前、戦場と化していた場所を今はツーリストが闊歩してますね。それに、わりに昔の建物がそのままきれいに修復されて残っているのが目につきました。そして、ドイツ兵の捕虜の写真がすごかったです。いろいろ考えさせられますね。
by carotte (2014-06-05 21:09)