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稲作とカナール [トピックニュース]

 本年7月1日から、パリの空港(シャルル=ド=ゴール空港とオルリー空港)では、無料でWiFi接続ができるようになるそうです。


 パスワードの入力も不要だとか。速度は512 Kbpsとやや遅め。


 でも、メールのチェックくらいなら十分です。


 さて、フランスは、ワールドカップで5ー2でスイスに勝利し、国中で大盛り上がりです。


 テレビのニュースの大半がこの話題。他の話題を探すのに難儀します。


 そんな中、見つけた話題がこれ。フランス南部の湿地帯カマルグ地方で行われている稲作です。

Paris_StGilles.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年6月20日に放送)(をクリックしても映像が見られない方はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 大挙してやってきたのが、カナールたち(アヒルまたはカモ)。


 生まれて一ヶ月ほどのヒナたちばかりで構成された一個師団。


 そのミッションはと言えば・・・田んぼの雑草の除去。


 ヒナたちは田んぼにすむ虫たちを食べる際に、有害な雑草も一緒に取り去ってくれるとのこと。


 この方法、日本で開発された最先端技術(?)なのだそうです。


 ここで活躍しているカナールはもとはフォワグラ用に育てられている種類のカナールで、バタバタと飛ぶようなことはせず、せっせと雑草を食べてくれるそうです。


 ここの農場では、年間33トンの有機栽培のお米を生産しています。


 そして、雑草をたらふく食べたカナールの方はと言えば、この地域の星付きレストランの料理用に供給されるそうです。


 とは言っても、ガバージュする(大量の食料を与える)ことはできないので、フォワグラにはならないそうです。


 尚、カマルグ地方のお米については以前の記事で詳しく紹介しています。興味のある方は→こちら

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、スーパーで買い物をしていると、7.5キロ入りのお米一袋が8ユーロで売られていた。これはお買い得!とばかりに、4袋買ってしまった。レジをすませて車に積み込もうとして気がついた。今日は徒歩で来たのだった」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 4

アヨアン・イゴカー

農薬や化学肥料を使わないあるいは最小限に抑える農法は、21世紀以降の農法であることは間違いないと思います。フランスでも導入されていると言うのは、嬉しいことです。
by アヨアン・イゴカー (2014-06-22 09:53) 

carotte

アヨアン・イゴカーさん
自然の力をうまく利用すると農薬も化学肥料も使わなくてすむこともあるんですね。しかも、どちらも人間にとっては大事な食料になります。
by carotte (2014-06-24 13:23) 

opas10

海外からの観光客が日本で一番不満に思うのは、無料WiFiのスポットが少ないことらしいです。でもシャルルドゴールの512kbpsは遅いですね~。というかkbpsという単位が懐かしいです(笑)。カナールを利用した稲作、日本でいうところの合鴨農法ですね。
by opas10 (2014-06-25 23:08) 

carotte

opas10さん
合鴨農法でしたね。日本語でなんとかって言ってたなあと思いつつ思い出せませんでした。この方法は上手く出来てますよね。
日本のWIFIスポット、たくさん出来て欲しいですよね。私は無料のWIFIを時々利用しますが、今のところもっぱら地下鉄のWIFIです。あちこちで使えるようになるといろいろ便利なのですが・・・。
by carotte (2014-06-26 16:47) 

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