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サングラス発祥の地ヴェネツィア [イタリア]

 梅雨とは言えど、時々、強烈な夏の太陽が顔を出します。


 そんな時に欠かせないのがサングラス。


 太陽の日差しから目を守ってくれるこのサングラス、今から400年前に、イタリアのヴェネツィアで発明されたそうです。


 科学者たちが、太陽の日差しの有害性について言及し始めたのが1870年頃のこと。


 それより前に、ヴェネツィアのガラス職人たちは色の付いたメガネを作っていたことになります。

Rome_Venise1.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年6月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 ヴェネツィアのマルチアーナ国立図書館(Biblioteca Marciana)では、現在、50点ほどの昔のサングラスが展示されているそうです。中には400年前のものもあるとか。


 もちろん、一般庶民が使っていたわけではなく、ドージェ(元首)たちがこぞってかけていたそうです。


 中には、サングラスの端に布を張って紫外線が入ってくるのを防いでいるものもあります。


 なにしろ当時の移動は常にゴンドラで、水面の強烈な照り返しから目を守る必要があったのです。


 現代に比べると少々やぼったいようなデザインですが、驚くべきはそのガラスの透明度。


 サングラスのガラスはヴェネツィアにほど近いムラーノの職人が作っていました。


 緑色をしているのは原料にネオジウムを使っていたからだそうです。


 この鉱物、太陽の日差しをブロックしてくれることが分かっています。


 当時、これを知ってサングラスに使用していたのかどうかは分かりません。それを証明する文書が残されていないためはっきりしません。


 しかし、実際にこうして使われていたことだけは事実です。


 この展示会、今年の7月13日まで開催されています。サングラスの他にケースなども展示されているようです。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、ビーチで眠り込んでしまった。でも、サングラスのせいで目の回りだけ真っ白!なんてことにならないように手は打っておいた。しかし、代わりにおでこにサングラスの後がくっきり・・・」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

サングラスは400年も前から既にあったのですね!フランス人のつぶやき、あずにゃん並の日焼け(笑)
by opas10 (2014-06-29 21:56) 

carotte

opas10さん
ええ、400年も前からあったらしいんですよ〜。
つぶやき、頭隠して尻隠さずの典型みたいなお話です。
by carotte (2014-07-05 11:31) 

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