トロ・デ・フエゴ [バスク地方]
日本代表のワールドカップはグループリーグ敗退で終わってしまいましたが、これからはさらに見応えのある決勝トーナメントが続きます。
そして、このワールドカップ、試合だけでなく、選手の個性的なヘアースタイルに見入ってしまうこともあります。
そんな選手の写真を集めたページが→こちら。
自分の気に入ったヘアスタイルの選手の写真の右下にあるチェックマークをクリックして投票すると、投票結果が出てきます。
写真の真ん中に出て来る数字は人気ランク。一番人気はどの選手でしょう?
さて、本日は、フランス南東部、スペイン国境に近いバスク地方で行われているお祭りToro de fuego(トロ・デ・フエゴ)の話題です。
元々はスペインの各地で行われているお祭りだそうです。どんなお祭りなんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年6月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
町の広場を、何かが火の粉を散らしながらこちらに向かって走ってきます。
よく見ると牡牛?でもなんかちょっと動きがぎこちない感じもします。
「小さい頃、日曜日の夜に広場に集まって、お祭りを見ていたことを思い出します」と女性。
Toroはスペイン語で牡牛のこと。そしてfuegoは火。
つまりお祭りの名前は「火の牡牛」という意味です。
祭りの準備は夕方から始まります。
こんな風に牡牛の人形に火薬の入った筒をくくり付けます。しっぽから頭まで花火だらけ。
これを担いで牡牛になりきるのは人間の役割です。
夜の帳が下りた頃、花火に火がつけられると・・・こうなります。
17世紀頃、王の結婚を祝って行われたのがそもそもの始まりだとか。
当時は、生きた牡牛に花火をくくり付けて走らせたそうです。
気の荒い牡牛が火花を散らしながらそこいら中を走り回ったら、かなりの迫力でしょうね。
おとなしく沿道で見ている場合じゃなさそうです。
火だるまになった牡牛をうまくかわしながら見ることになるのでしょう。そしてそのスリルがまた堪らないのかもしれません。
しかし、現代になって、動物虐待と非難され、結局、レプリカを人間がかぶって走り回ることになったそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、公園で静かに新聞を読んでいると、男が新聞は面白いかと聞いてきた。それで、面白くないと答えると、その男が突然新聞に火をつけた」
VDM (Vie de merde)より
動物愛護の言い分はわからないではないですが、これは面白味に欠けること甚だしいですね~。いっそ、ふなっしーに花火をつけたら(爆)
by opas10 (2014-06-29 22:07)
opas10さん
生きた牡牛と人形では甚だしく違いますねえ〜。昔の人はちょっと残酷な気もしますが迫力のあるイベントを思いついたもんです。ふなっしーは元々ああですからねえ〜、どうなりますやら・・・。
by carotte (2014-07-05 11:36)