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またしてもヒョウ被害 [トピックニュース]

 昨日の東京のゲリラ豪雨はすごかったです。30分くらいの間に雨が滝のように降って来ました。


 たまたま電車に乗り合わせていたのですが、各駅で開いたドアから雨水が入り込んできていったいどうなることかと少々不安になりました。


 幸い、大きな事故には至らなかったようで良かったです。



 さて、去年、ヒョウで大きな被害を受けたブルゴーニュ地方のブドウ園ですが、運の悪いことに今年もまたやられてしまったようです。


Paris_Bourgogne2.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年6月28日に放送)




 ここはポマール(Pommard)のブドウ園。


 ヒョウの降った翌日、ブドウ畑の様子を確かめにやってきたオーナーのニコラさん。


 実をつけ始めたブドウの90%がダメになっていました。


 ニコラさん、言葉もありません。


 降ってきたヒョウは直径3〜4センチはありそうです。


 その時の様子が映像で出てきました。


 ヒョウを伴った嵐は4〜7分と長くは続かなかったようです。しかし、ブドウを痛めるのには十分でした。


 被害にあったのはポマール、ヴォルネー、ムルソーなど、コート・ドゥ・ボーヌと呼ばれるブルゴーニュ地方有数のワインの産地です。


 この地域のワイン農家は、一昨年、去年と度重なるヒョウ被害に備えて、こんな設備を備えていました。


 上空に粒子を飛ばして、ヒョウが固まらないようにする機械です。


 「これなら90%嵐を抑えることができます。この地域に10キロ毎にこの機械を34台ほど設置していますが、まだ十分ではありません」とワイン農家の方。


 度重なる被害でワイン作りができない農家もあります。


 「いつもならここにある樽が全部一杯のはずなんですが、今では空の樽が並んでます」


 かなり大変な状況のようです。


 そして、海外からの需要が年々増加しているのに提供できるものが減ってしまった今、ワインの値段は上昇しているそうです。


 たとえば2012年のワインが30%ほど上がっているそうです。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、嵐で倒れた木が家の窓を突き破ってしまった。おかげで部屋の中がものすごい寒さ。冷蔵庫を開けると暖かく感じたくらいだ」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

日本でもフランスでも、全くエラいものが降ってくるものです。需要と供給のバランスが思い切り崩れそうですね。
by opas10 (2014-07-05 23:07) 

carotte

opas10さん
世界中で上空の大気が不安定になっているのかもしれません。
ブルゴーニュワインはこの数年、高くなるのは覚悟しておいた方がよさそうですね。
by carotte (2014-07-06 15:58) 

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