フランス地中海料理 その1 [フランスのグルメ]
ワールドカップもいよいよ今週の日曜日には決勝戦。
今回のワールドカップの本当の戦いは、アディダス対ナイキだなどと言われていましたが、決勝に残ったのは結局どちらもアディダスでした。
ドイツもアルゼンチンもユニフォームにアディダスのマークが付いています。
メッシの喜ぶ顔を見てみたいし、ドイツのイケメン監督さんの喜ぶ顔も見てみたい・・・。
それはさておき、今日から5回シリーズで、地中海料理を紹介します。
第一回目の今日は、カシにあるレストランPresqu’île(プレスク・イル)のシェフが魚の詰め物料理を作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年7月7日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カランクと呼ばれる入り組んだ湾の続く地中海独特の風景。
漁を終えた一艘のボートが港に戻ってきました。
待っていたのはレストランPresqu’îleのシェフ、ジャン=ベルナールさんです。
こうして毎日新鮮な魚を漁師さんから直接仕入れます。その日の料理はその日穫れる魚しだい。
地中海を一望できるレストランのテラスではすでにお客さまがお待ちです。
厨房ではいよいよシェフが今日の料理にとりかかります。
赤くて厳めしい顔の魚シャポン(chapon)が主役の料理です。
魚に包丁を入れ、背骨と小骨を取り除きます。詰め物をするので三枚におろしてはいけません。
次に詰め物を作ります。イカ、オリーブ、赤ピーマンをみじん切りにしたら、フライパンでさっと炒めます。
これを魚のムスリンヌ(魚のフィレをミンチにして玉子の白身とクリームを混ぜ合わせムース状にしたもの)と合わせ、エスプレット産の唐辛子を振ったシャポンに詰めます。
詰め物をした魚が開かないように糸で結わえたら140℃のオーブンに35〜40分入れ焼き上げます。
その間に、付け合わせの野菜にとりかかります。
使うのはパティソン(ウリ科の野菜)とズッキーニ。さっと湯がいたらヘタを切って中味をくりぬきます。
みじん切りのズッキーニを炒めたらバジルのペースト、松の実、パルメザンチーズを加え、これをさきほどのパティソンの中に詰めたら出来上がり。
「素晴らしい料理です。火の通り具合が絶妙で、デリケートな魚の味に香辛料が効いててとても美味しいです」と女性。
これは贅沢な料理ですね。
他にも続々と魚料理が並びます。イカとインゲンの煮豆、イワシのマリネ等々。
「新鮮で美味しい魚にこの眺め。素晴らしいですよ」と男性。
最後はやっぱりデザートで締め。
カリソン(南仏のお菓子)とメロン・シャーベット、イチゴのサブレのタルトレット、カラメルソースのダクワーズでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ウチの金魚は、私が歌うたびに水槽の奥へと逃げて行く」
VDM (Vie de merde)より
ナイキ対アディダス、今回はアディダスの圧勝だったのですね。もともとFIFAにはアディダスが深く食い込んでいたので、ナイキはいろいろとゲリラ戦を仕掛けているようで、こちらも目が離せません(笑)。シャポンは、シンプルに塩焼きにしても美味しそうですし、粕漬けも美味しいかもです。
by opas10 (2014-07-13 21:10)
opas10さん
アディダスはもともと有利な立場を確保していたのですね。となると、挑戦者ナイキにはぜひとも頑張っていただかないと!
似たような魚でも国が違うと料理も違って来るところが面白いですね。塩焼きも粕漬けもおいしそうです。
by carotte (2014-07-17 11:33)