フランス地中海料理 その2 [フランスのグルメ]
Twitter上でこんな写真が話題になっています。
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— Francesco Miele (@Francesco_Miele) 2014, 7月 10
現在のローマ教皇(アルゼンチン出身)と先代のローマ教皇(ドイツ出身)。
あのバチカンで一緒にテレビでワールドカップ決勝戦を観戦なんてことあるんでしょうかねえ~。
さて、シリーズの二回目は、カマルグ地方にあるレストランChez Bob(シェ・ボブ)のシェフが雄牛の伝統料理を作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年7月8日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
海と陸が一つになったようなカマルグ地方。湿地帯では米作り、草原では雄牛の放牧。
雄牛と同じ全身黒の出で立ちで登場したのがシェフのジャン=ギさんです。
「こうして雄牛を見るのは勉強になります。自然の中で自由に放牧されているのはいいですねえ」
白馬に乗ったカーボーイはアメリカのカーボーイとはちょっと違った雰囲気です。
「カマルグの雄牛はこの地方のシンボルみたいなものです。ですから私たちは情熱を持って雄牛を育てています」とカマルグのカーボーイ。
さあ、レストランの厨房で料理の開始です。
材料は、雄牛の頬肉、アンチョビ、ケーパー、玉ねぎ、ピクルス、にんにく、パセリ、白ワイン。
まずニンニクをつぶして刻みます。玉ねぎ、パセリ、ピクルス、ケーパーはみじん切りにしたら、全部を混ぜ合わせます。
鉄鍋を用意したら、ミルフイユのように材料を入れて行きます。
まずは頬肉を敷き、混ぜ合わせた野菜を入れ、その上にアンチョビをのせます。この順番でまた材料を順に入れて行きます。
最後に濃縮トマトをのせ白ワインを注いだらフタをして4時間かけて薪のかまどで火を通します。
レストランのテラスではお食事が始まっていました。
まずは前菜。
オレンジ色のスライスしたものはプタルグといい、ボラやマグロの卵巣を塩漬け・乾燥したものでこの地方の珍味。日本で言えばカラスミですね。
「バーターを塗ったトーストにのせて食べると美味しいです」と女性。
生野菜はアンチョビのソースをつけてばりばり食べるようです。
次に登場したのがテリーヌ(Telline)と呼ばれる貝をフライパンで殻ごと火を通した料理。とっても美味しいそうです。
メインの料理の一つが雄牛のあばら肉の網焼き。味付けはシンプルにフルール・ド・セル(大粒の塩)だけでいただきます。
最後に登場したのが、先ほどの雄牛の頬肉の煮込み料理。
柔らかそうなお肉にしあがっていました。野菜もアンチョビもとろとろのソースに生まれ変わっているようです。
そして、今回のデザートは、ダンスと音楽でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、イケメンのいる肉屋にまたもやお肉を買いに言ってしまった。私はベジタリアンなのに・・・」
VDM (Vie de merde)より
カラスミを載せたパンといい、アンチョビソースで食べる野菜といい、お酒が進みそうな前菜ですね。煮込み料理に辿り着くころにはすっかり出来あがっていそうです(笑)。
by opas10 (2014-07-13 21:22)
opasさん
確かにお酒が進みそうなお料理です。こういうのが特に美味しいんですよね〜。今回の煮込み料理は今までにあまり見たことのない作り方だったのでどんなお味なのか気になります。
by carotte (2014-07-17 11:36)