フランス地中海料理 その3 [フランスのグルメ]
シリーズの三回目は、プロヴァンスを代表するソース、アイオリ・ソースです。
サントロペにほど近いガッサン(Gassin)にあるレストランLe Vieux Gassinのシェフが作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年7月9日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)
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サントロペの港。
市の立つ日はぱっと明るくなります。お店に並ぶのは色とりどりの新鮮な果物や野菜。
本日の料理のために仕入れにやってきたのがシェフのヴァレリーさんです。
新鮮な食材をたっぷり仕入れたらお店に戻ります。
シェフの料理に欠かせないのがアイオリ・ソース。
まずはボールにニンニクを入れつぶします。ここに卵黄、塩、コショウを加え、オリーブ油を少しずつたらしながら混ぜ合わせます。最後にレモン汁を絞ってよくまぜあわせたらできあがり。
一方、大鍋にお湯をわかし、仕入れたばかりの野菜を茹でます。アーティチョーク、カリフラワー、ニンジン、ブロッコリー。
そして、タラの塩漬けの干物をお湯で戻し塩抜きをします。
シェフが作業を終えたところで、ちょうどお昼時。
テラス席はお客さまで満席。スタッフも忙しそうにお料理を運びます。
その中の一つが、たった今シェフが作ったばかりの野菜とタラの盛り合わせアイオリ・ソース添え。
「このソースがあるからこそプロヴァンスの料理です」と女性客。
「タラがぶりぶりで歯ごたえがあっていいですね。野菜の茹で加減もいいですし、色合いがきれいです」と男性客。
なんだかずいぶんヘルシーな食事ですね。
別のテーブルでは前菜のプロヴァンス風イカリング炒めが人気です。
そしてメイン料理の一つがフォワグラのリゾット。これはちょっとカロリーオーバー気味ですが、グルメには勝てません。
「あまりに美味しすぎて言葉もないわ」
ご夫婦で仲良く召し上がっているのがブイヤベース。
「サントロペは平和で美しくていいところです。生きているのが楽しくなりますよ」
そして最後はデザート。
南仏にふさわしく色鮮やかで新鮮なフルーツの数々。
最後に登場したのはタルト・トロペジエンヌ。以前の記事で詳しく紹介しています。興味のある方は→こちら
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ラタトゥイユを作っていると、ウチの猫がそばにやってきて、ズッキーニの匂いを確かめるとその上に寝転がってしまった。私が近づくと唸り声をあげる。ウチの猫ちゃん、野菜に恋してしまったらしい」
VDM (Vie de merde)より
アイオリソースの作り方はなかなか豪快ですね、特に最初のニンニクをつぶすあたりが。卵黄とオリーブオイルを混ぜて油化しているので、ニンニク風味の効いたマヨネーズといった感じでしょうか。塩タラに合うでしょうね~。
by opas10 (2014-07-20 21:59)
opas10さん
そうですね、マヨネーズの一種ですね。他にも香草なども入るようなので、普通のマヨネーズよりは奥深い味のような気がします。野菜に塩タラを添えるというのがまたいい感じですよね。
by carotte (2014-07-25 13:24)