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魚の通り道 [トピックニュース]

 英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に生まれたジョージ君。今日で一才の誕生日を迎えました。


 よちよち歩きを始めたそうですが、その時に着ていた洋服がフランスのメーカーPETIT BATEAU(プチバトー)製だったとか。


 そのお値段は締めて30.10ユーロ。


 おかげで同じものが飛ぶように売れて、今では在庫切れ。


 ジョージ君と同じものを着せたいと願うご両親はたくさんいるようです。


 さて、フランスのニュース番組は、マレーシア航空機の墜落事故やイスラレル・パレスチナ問題などあまり愉快でない話題が中心になっていますが、そんな中、こんな話題をみつけました。


 ブルゴーニュ地方の中心地ディジョンから北東に25キロほど行ったところにある町グレー。


 ここにあるソーヌ川の堰にちょっと面白い施設が作られました。

Paris_Gray.jpg



下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2014年7月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 これがその施設。


 何のための施設かと言えば、川を上って来る魚のために作られました。


 「この水の階段は、段階的に川の流れを緩めて、魚が川を上りやすくしたものです」と責任者の女性。


 確かに、通常のままの川をさかのぼるのはちょっと厳しいようです。


 人間の作った堰のために、これまで棲息していた魚が棲息できなくなるというのは大きな問題です。


 できるだけ自然の状態を継続させるためにこの施設が作られたというわけです。


 費用は60万ユーロ(約6,240万円)。国とEUが費用を負担したようです。


 これだけの費用を投じてよく作ったなという感じがします。


 そして新しく作られたものではあるものの、回りの風景に良く馴染んでいます。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、3ユーロで魚を一匹買いたいという夫にバカバカしいと言ってやったら、夫が静かに言った。『君ははっきり言って、マグロだ。これまで君のためにいくら使ってきたか分かってるだろう???』」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

人間の都合だけで自然に手を加えると、結局高くつくということなんですね。日本ではもっとこういう配慮が必要かと。
by opas10 (2014-07-27 20:54) 

carotte

opas10さん
おっしゃるとおりです。もとの自然を取り戻すのは高くつきますね。日本ではこういうものにお金を使うとはなかなかならないですね。
by carotte (2014-07-31 23:40) 

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