パリのネズミ [トピックニュース]
観光客で賑わう夏のパリ。
天気予報を見る限りでは、日本のような猛暑にはなっていないようです。最高気温は28℃前後。うらやましい限りです。
さて、そんなパリの街角でしばしばみかけるのが・・・ネズミ。今に始まったことではありせんが、最近、よくみかけるようになったとか。
特にルーブル美術館の近辺、カルーゼル公園の芝生の上をかけまわっているそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
確かに、芝生の上を走っています。
「ネズミがいるのをみかけましたよ。ちょっと困りますね。なにしろ小さい子供が一緒なもんですから」と男性。
「人間を襲ったりはしませんよ。茂みに隠れて、たらふく食べてますよ」と女性。
公園では、こんなふうに芝生にすわってお昼を食べる人たちが大勢います。
どうやらその食べ残しがネズミの餌になっているようです。
「ピクニックした後の食べ残しや、ゴミ箱にすてられた生ゴミなどに、ネズミが引き寄せられているんです」と男性。
パリの衛生課では専門の業者に定期的にネズミの駆除を行なわせています。
ネズミの駆除は認可を受けた専門業者だけができるそうです。
その業者が使っているのが殺鼠剤の入ったボックス。
「殺鼠剤はどこにでも勝手においていいというものではありません。こうして安全な箱の中に入れてから設置しなければなりません。規則でそう決められているんです。この箱は振っても開かないようになっています。ネズミはこの穴から入って殺鼠剤をかじるんです」とお店の女性。
他には、ネズミ穫り器もあります。
「これだったら一度捕まえたら、別の場所に逃がしてやることができます」
ネズミのカップルは平均で5匹の子供を産むそうです。そのまた子供が子供を産んで・・・ネズミ算式に増えて行くとはこのことですね。
市の衛生課はネズミの餌になるようなものを放置しないように呼びかけているとか。
この2年、増え続けるネズミに注目してきた写真家のクザヴィエさん。ツーリストもパリジャンもネズミがいることに慣れてきてると言います。
ネズミのすぐそばでのんびり食事をすませ、そのまま昼寝をする人たちもいるそうです。
子どもたちも一緒にかくれんぼをしたり追いかけ回したりして遊んでいるとか。
昔なら、ネズミを見たとたんたいていの人たちがきゃっと驚いて逃げたものなんですがねえ・・・。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ちょっと前から好きになった女の子と通りですれ違った。彼女が手に持っていたのはマウス用のエサ。で、僕の手には・・・殺鼠剤」
VDM (Vie de merde)より
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